開幕まで2年を切ったFIFA(国際サッカー連盟)ワールドカップ26の出場を目指すサッカー男子日本代表のSAMURAI BLUEは、9月5日に埼玉スタジアム2002(埼玉県さいたま市)で行われたアジア最終予選の第1節で中華人民共和国と対戦した。
このホーム戦を皮切りに2025年6月まで、グループCに属する日本は同居する他5チームとホーム&アウェイ方式にて全10試合を戦い、グループ上位2チームに付与されるワールドカップの出場権を狙う。
対中国戦における日本のスターティングイレブンは、以下の通り。
- GK 1 鈴木彩艶
- DF 3 谷口彰悟
- DF 4 板倉滉
- DF 16 町田浩樹
- MF 5 守田英正
- MF 6 遠藤航
- MF 7 三笘薫
- MF 8 南野拓実
- MF 10 堂安律
- MF 20 久保建英
- FW 9 上田綺世
中国のキックオフで始まった試合は、終始日本が主導権を握る展開となる。前半12分、久保のCKにフリーとなった遠藤が頭で合わせ、日本の先制ゴールを決める。その後も、日本が相手ゴールに迫りチャンスメイクするも、得点にはつながらない。そして、ゲームが再び動いたのはアディショナルタイム入った47分、7ヶ月ぶりの代表復帰となった三苫が右サイドからの堂安のクロスに反応して、ゴールに向かいながら頭で合わせ追加点を決めた。日本は、2点リードで前半を終える。
後半に入っても、前半のままの勢いに乗った日本は、52分と58分に南野が連続2ゴールを奪って中国を突き放す。流れを変えたい中国は、4名を入れ替えて攻撃力を増強する。このタイミングで日本も、三苫から同じく7ヶ月ぶりの代表戦となる伊東純也を、堂安から前田大然、遠藤から田中碧、そして板倉からパリ2024日本代表メンバーを務めた高井幸大を送り込み、さらなる追加点を狙う。
その交代からわずか6分後の77分、右サイドの久保からパスを受けた伊東は、ペナルティエリア右前からシュート。左足から豪快に放たれたボールは相手DFの脚に当たって角度が変わり、そのままネットを揺らして、日本の5点目となる。さらに、87分には、同じく途中出場の前田が伊東のクロスに飛び込み、頭で合わせて6点目をあげた。試合終了間際の95分は、ふたたび左サイドの伊東がセンターの久保へボールを送ると、左足で一閃。トドメの7ゴール目となる。このゴールに関するVAR後、ゴールが認められたところで試合終了のホイッスルが鳴り、最終的に日本は7−0のビッグスコアで中国を退け、大事なアジア最終予選の初戦を白星スタートで飾った。
日本のアジア最終予選第2節の相手はバーレーン代表で、アウェイ戦となる。同国中北部に位置するリファーにあるナショナルスタジアム(Bahrain National Stadium)において、現地時間9月10日19:00にキックオフされる。