アジアサッカー連盟(AFC)は、マレーシアの首都・クアラルンプールにあるAFCハウス(本部)において、次回エディションのFIFA(国際サッカー連盟)ワールドカップ2026アジア予選およびAFCアジアカップ2027予選に係る組み合わせ抽選会を、現地時間7月27日に行うことを発表した。現地と日本の時差は、−1時間だ。
"SAMURAI BLUE" こと、サッカー男子日本代表が、アメリカ・カナダ・メキシコでの史上初となる3ヶ国共催の、最多となる48チームが出場権を獲得できるワールドカップに向けて、今度こそ新しい景色への到達を叶えるために、現時点で判っている大会までのロードマップを紹介しよう。
◾️1次予選(ラウンド1)
AFCには、45の国と地域のサッカー連盟が加盟している。
抽選会実施のちょうど1週間前に当たる7月20日には、FIFAより最新の世界ランキングが発表される予定で、日本は現時点(2023年6月29日発表)でアジア地域において最高位となる20位にランクインしている。
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このFIFAが発表する最新ランキングに基づいて、AFC加盟45チーム中、下位の18チームによるワールドカップ2026大会1次予選(ラウンド1)が行われる。
現地時間27日14:00より行われる抽選会では、9の組み合わせ(対戦カード)が決まり、いずれのペアもホーム&アウェイ方式により2023年10月12日と17日に試合を行う予定だ。
◾️2次予選(ラウンド2)
1次予選で勝利を収めた9チームは、2次予選(ラウンド2)へと駒を進める。ラウンド2では、この勝利した9チームと、最新のFIFAランキングで上位となった27チームを合わせた、計36チームで争われる。
現地時間27日16:00より、このラウンド2の組み合わせ抽選会が行われ、4チームが属する合計9のグループに分けられる。なお、現時点でのFIFAランキングを鑑みて、日本はこの2次予選からワールドカップ2026に向けた出場権争いに参加することとなる。
2次予選では、2023年11月から2024年6月までの間に、同居するグループ内でホーム&アウェイ方式にてラウンドロビン(総当たり戦)形式によるトーナメントで争い、各グループの上位2チーム(合計18チーム)がワールドカップ3次予選(ラウンド3)へ、ステップアップすることができる。
また、ラウンド3進出を決めた18チームは同時に、ワールドカップの翌年にサウジアラビアで開催されるAFCアジアカップ2027の出場権を獲得することができる。
日本サッカー協会の公式ホームページ(2023年7月9日時点)によると、国内での2次予選は、パナソニック スタジアム 吹田(大阪府)にて11月16日に、また会場未定で11月21日に、2試合行うことが発表されている。
◾️3次予選(ラウンド3)
ワールドカップ2026の3次予選(ラウンド3)の抽選会については、2024年中に別途行うことが発表されている。
3次予選進出を決めた18チームは、抽選により6チームが属する合計3グループに分けられ、各グループの上位2チームとなった合計6チームが、最終的に北米地域で行われるワールドカップへの出場権を手にすることができる。また、前述の通り、次回のワールドカップより、出場枠が48チームへ増えたことから、アジアの出場枠も8.5に増加している。残りの2枠については、4次予選(ラウンド4)で決定される予定で、0.5枠については大陸間プレーオフによって決定される。
ワールドカップ2026の3次予選以降の詳細や、ラウンド2で敗退した18チームによるAFCアジアカップ2027の予選方法については、改めてAFCより発表されることとなっている。