全日本スキー連盟が公認するスキージャンプ国内大会の「チャレンジカップ2022大倉山サマージャンプ大会」が8月7日、大倉山ジャンプ競技場(北海道札幌市)で開催され、ソチ2014から北京2022までの冬季オリンピック3大会連続日本代表の伊藤有希が、女子組で優勝した。また、男子成年組では、二階堂蓮が優勝。北京2022男子ノーマルヒル個人で金メダル、ラージヒル個人で銀メダルに輝く小林陵侑は3位に終わった。同大会は全組ラージヒル(LH/ヒルサイズ=137m・K点=123m)で行われている。
女子
23名がエントリーした女子組では、伊藤有希が1本目のジャンプで99.4、2本目で88.5という得点を記録し、合計187.9で優勝した。この種目の表彰台成績は以下の通り。
- 伊藤有希 187.9
- 岩崎里胡 99.8
- 五十嵐彩佳 75.3
男子成年
63名がエントリーした男子成年組では、1本目のジャンプを予選とし、上位30名が2本目のジャンプとなる決勝へ駒を進めることができる。また、両方のジャンプの得点の合計で順位が争われた。1本目で唯一100点越えのスコアとなる119.0を叩き出した二階堂蓮が、2本目でもハイスコアとなる98.0をマーク。合計得点217.0で優勝を決めた。北京2022でオリンピックメダル2個を獲得した小林陵侑は、1本目をスコア92.6の暫定4位で予選通過し、決勝の2本目で105.7という高得点を記録するが、合計198.3で3位にとどまった。この種目の表彰台成績は以下の通り。
- 二階堂蓮 217.0
- 渡部弘晃 202.5
- 小林陵侑 198.3
このほか、今大会では少年組も実施され、優勝した伊藤と二階堂の母校である下川商業高校所属の坂野旭飛が、合計得点166.6で優勝している。