【コメント】堀米雄斗、堂々の初代王者に!「オリンピックのチケットを確実に掴みたい」|UPRISING TOKYO 2023

初開催となる日本発の国際スケートボード大会「UPRISING TOKYO」は5月28日にストリート決勝を行い、男子ではTokyo2020金メダリストの堀米雄斗が王者に輝いた。また、女子では14歳の上村葵が優勝。オリンピック銅の中山楓奈は7位だった。

1 執筆者 オリンピックチャンネル編集部
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(Rakuten Sports)

日本発・アジア最大級の国際スケートボードイベント「UPRISING TOKYO」が有明アリーナ(東京都江東区)で初開催され、最終日の5月28日には男女それぞれ10名のファイナリストによる決勝が行われた。

堀米「すごいホッとした」

男子の決勝には、10名のうち6名の日本代表が出場した。Tokyo2020でオリンピックデビューを飾り、初代スケートボード男子ストリートのチャンピオンに輝く堀米雄斗が、3回目となる最後のランで87.94というベストスコアを叩き出し、逆転優勝。地元・江東区での開催となったオリンピックと同様、堀米がUPRISING TOKYOでも、初代王者に輝いた。

同大会と戦略的パートナーシップを結んでいる堀米は試合後、選手としてだけではなく、イベントを盛り上げるオーガナイザーの観点からも大会を振り返った。

「(試合を終えて)すごいホッとした気持ちです。日本で開催されて、多くの人たちが見に来てくれて、自分もすごい嬉しい。今回、家族も見に来てくれていたので、そこでいい滑りを見せたかった。自分の滑りを最後にちゃんとできて、優勝できて、すごい嬉しかったです」
「こういった大会だったり、イベントがどんどん増えていって、スケートボードの魅力とか楽しさを伝えられればいいなと思っています」
「大会だけではわからない部分もある」
「大会以外のストリートカルチャーについても、自分は映像を残したりしている。来年に向けて、そういった映像も出していけたらいいなと思っています」

また、堀米は、開幕まで400日余りと迫るパリ2024に向けた目標も語ってくれた。

「今、出だしがあんまり良くないので、ここからまた切り替えて、オリンピックの予選をちゃんとクリアして、オリンピックのチケットを確実に掴みたい」

堀米が出場予定のスケートボード・ストリートのオリンピック予選は、イタリア・ローマにて現地時間6月18日から25日まで行われる。

UPRISING TOKYO 2023男子決勝の最終順位は、以下の通り。

  1. 堀米 雄斗
  2. カルロス・リベイロ(ブラジル)
  3. 佐々木 音憧
  4. 池田 大暉
  5. 根附 海龍
  6. ジェイク・イラーディ(米国)
  7. 白井 空良
  8. トミー・フィン(豪州)
  9. コルダノ・ラッセル(米国)
  10. 藪下 桃平

女子は中学生が表彰台独占

女子の決勝では、ファイナリスト全員が日本代表という争いで、スケボーTEAM JAPANの層の厚さを感じさせる展開となった。その中で、14歳の上村葵が優勝、さらに13歳の吉沢恋が2位、12歳の大西七海が3位に入るなど、中学生が表彰台を独占した。Tokyo2020銅メダリストの中山楓奈は7位だった。

優勝した上村は、パリ2024に向けて「今、日本人のランキングで(自分は)6位ぐらいで、3人しかオリンピックに出られないので、(上位)3位までに絶対に入れるように頑張りたい」と抱負を語った。

UPRISING TOKYO 2023女子決勝の最終順位は、以下の通り。

  1. 上村 葵
  2. 吉沢 恋
  3. 大西 七海
  4. 織田 夢海
  5. 伊藤 美優
  6. 赤間 凛音
  7. 中山 楓奈
  8. 前田 日菜
  9. 藤澤 虹々可
  10. 杉本 二湖

■競技日程

5月26日

  • 11:00 女子 準々決勝
  • 15:15 男子 準々決勝

5月27日

  • 11:00 女子 準決勝
  • 13:30 ジュニア部門コンテスト
  • 15:30 男子 準決勝

5月28日

  • 11:00 女子 決勝
  • 12:30 男子 決勝
  • 13:45 女子 ベストトリック
  • 14:20 男子 ベストトリック
  • 15:20 表彰式

※2023年5月24日時点(変更の可能性あり)

UPRISING TOKYO 大会公式サイト

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