パリ2024オリンピック、BMXフリースタイル観戦ガイド! 注目ポイント・日本代表・競技形式・試合日程
2021年に行われた東京2020オリンピックで新競技としてオリンピック・プログラムに加わったBMXフリースタイルは、パリ2024でも再び実施される。
東京大会では男女それぞれ9人が参加して競技が行われたが、パリ2024では12人となり、選手たちにとってはオリンピック出場のチャンスが少しだけ広がった。今大会には日本から唯一、東京オリンピック5位の中村輪夢(りむ)が出場する。中村は2022年アーバンサイクリング世界選手権で優勝しており、パリ2024に向けても期待が寄せられる。
パリ2024のBMXフリースタイル競技は2日間に渡って繰り広げられる。2024年7月30日に男子・女子の予選が行われ、予選を通過した9人による決勝が31日に実施される。
ここではBMXフリースタイル競技の注目ポイント、競技日程、会場を紹介する。
パリ2024オリンピック、BMXフリースタイルの競技形式
BMXフリースタイルでは、各選手が60秒のランの中でインパクトのあるトリックを連続して行い、審査員がトリックの難易度、創造性・独創性、完成度、高さを基準にパフォーマンスを採点する。予選ではランを2本ずつ行い、2本の平均点で順位が決まり、上位9人が翌日の決勝に進む。
決勝でもランを2本ずつ行い、2本のうち高得点が採用され、最終順位が決まる。
パリ2024オリンピック、BMXフリースタイルの見どころ・注目選手
東京2020でデビューしたBMXフリースタイルの女子メダリスト3人全員がオリンピックに戻ってくる。東京2020金メダリストのシャーロット・ワーシントン(英国)、銀メダリストのハナ・ロバーツ(アメリカ合衆国)、ニキータ・デュカロ(スイス)。しかしこの3年間で、東京2020男子銀メダリストのダニエル・デルス(ベネズエラ)のサポートを受け、中華人民共和国チームが飛躍的に成長した。スン・ジアキとデン・ヤーウェンはともにオリンピック予選シリーズで目を見張るパフォーマンスを披露し、パリでのメダル候補に浮上した。
男子では、東京2020で金メダルだったローガン・マーティン(オーストラリア)のみがパリ出場を決め、デルスも東京2020銅メダリストのデクラン・ブルックス(英国)も出場しない。その一方で、東京で7位だったアンソニー・ジャンジャン(フランス)が5月、6月に行われたオリンピック予選シリーズの2戦で連勝しており、金メダルに近い存在と言える。母国開催のオリンピックでのジャンジャンのライディングに注目が集まる。
日本からは東京2020で5位だった中村輪夢が出場する。2022年の世界選手権で優勝した中山は、東京の雪辱を果たすべくパリでの活躍を誓う。
BMXフリースタイルの日本代表選手、パリ2024オリンピック
BMXフリースタイル男子
- 中村輪夢
パリ2024オリンピック、BMXフリースタイルの競技日程
パリ2024オリンピックのBMXフリースタイルの競技日程はこちらから確認可能。
そのほか、パリ2024オリンピックの全日程はこちらから。
パリ2024オリンピック、BMXフリースタイルの競技会場・コンコルド広場
パリ2024オリンピックのスケートボードは、パリ中心部のコンコルド広場で実施される。パリを代表する観光地のひとつとされるコンコルド広場はルーブル美術館と凱旋門の間に位置し、同広場から凱旋門に向かって高級ショップが立ち並ぶシャンゼリゼ通りが伸びる。
パリ最大とされるコンコルド広場の中心にオベリスク(塔)がそびえ、大会期間中はそれを囲むようにスケートボード、ブレイキン、BMXフリースタイル、バスケットボール3x3といったアーバンスポーツの会場が仮設され、賑やかな雰囲気に包まれることになる。