延岡西日本マラソン2023┃コースの特徴は?

2月12日に行われる第61回延岡西日本マラソンのコースを紹介。今大会はパリ2024オリンピック選考レースのマラソングランドチャンピオンシップにもつながる大会で、初マラソンに挑む選手も多数参加。新人の登竜門とも呼ばれる。

1 執筆者 オリンピックチャンネル編集部
Marathon
(Getty Images)

第61回延岡西日本マラソンが2月12日8時35分号砲で行われる。ジャパンマラソンチャンピオンシップ(JMC)シリーズの男子グレード3に認定されており、ワイルドカードでのマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)出場権獲得も可能。ここでは3年ぶりの開催となる延岡西日本マラソンのコースを紹介する。

■コースの特徴

「福岡国際マラソン」「別府大分マラソン」とともに、九州3大マラソンの一つに数えられる延岡西日本マラソン2023。コースは延岡市役所前発着の42.195kmとなっている。

延岡市役所を出発し、5km過ぎからJR日豊本線を横切って国道10号へ。以降は太平洋を望む国道を南下し、日向市に向かう。折り返し地点は日向市原町交差点付近。その後は同じコースをたどって延岡市役所へと戻っていく。

海沿いのコースだけに、全体的にフラットなコース。最低地点から最高地点まで、10メートルのうちに収まっている。アクセントととなるのは、11km付近と31km付近の船越峠。1km強の区間で10メートル弱を一気に上り下りする。折り返し地点前後の日向市亀崎付近にもアップダウンが設定されている。

参考:コース(延岡西日本マラソン)

■出場選手

※はハーフマラソンの記録

■見どころ

初マラソンに選ぶ選手が多いことで知られる延岡西日本マラソン。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響による中止を経て、3年ぶりの開催されることとなった。

今大会はジャパンマラソンチャンピオンシップ(JMC)シリーズの男子グレード3に認定されている。グレード自体は上から3番目ではあるが、これによりパリ2024オリンピックの日本代表選考レース、マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)への道がつながった。今大会における条件は、2時間8分以内の記録を出すこと、もしくはほかのJMCシリーズ大会と今大会の記録を含めた2本の平均が、2時間10分以内となること。このどちらかを満たせば、ワイルドカードの枠でMGC出場権を得られる。また、ワイルドカードによる出場権はJMCランキング上位8選手にも与えられるので、この大会でポイントを稼ぐことでもMGC出場につながる。

注目選手は村山謙太。招待選手で唯一、サブテン(2時間10分切り)を達成している選手だ。自己ベストは2019年のベルリンマラソンでマークした2時間08分56秒。優勝争いはリードすることはもちろん、2時間8分切りの達成なるかも注目だ。また、前回大会を含む過去3度の優勝経験を持つ松尾良一も楽しみな選手。その実績から「ミスター延岡」とも呼ばれる。コースを知り尽くしているだけに、今回も優勝争いを盛り上げてくれるはずだ。

■日程・放送予定

2月12日8:35スタート

  • 地上波(生中継):UMKテレビ宮崎・サガテレビ・KTNテレビ長崎・TKUテレビ熊本・KTS鹿児島テレビ(8:30-11:00)
  • 地上波(録画):TNCテレビ西日本 ・TOSテレビ大分(12:00-14:30)
  • BS(ダイジェスト):BSフジ(23:00-24:30)
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