「第71回別府大分毎日マラソン大会」が2月5日、別府湾を臨む海沿いの42.195kmのコースを舞台に開催され、市山翼(小森コーポレーション)が日本勢トップタイムとなる2時間7分44秒でフィニッシュし、3位表彰台に上った。
この成績により市山は、パリ2024マラソン日本代表選考競技会となるマラソングランドチャンピオンシップ(MGC/東京都内・2023年10月開催)の出場権を獲得し、開幕まで1年半と迫るオリンピックに向けて、代表候補の仲間入りを果たした。
また、新春に開催された箱根駅伝2023にも出場している横田俊吾(青山学院大学)が、2時間7分47秒のタイムで4位に入り、MGC出場権を獲得している。
なお、優勝は、イブラヒム・ハッサン(ジブチ)で、タイムは2時間6分43秒だった。
別府大分毎日マラソン2023の表彰台成績ならびに日本勢上位5名の成績は、以下の通り。
- イブラヒム・ハッサン(ジブチ) 2:06:43
- ダニエル・キプチュンバ(ケニア) 2:06:48
- 市山翼 2:07:44
- 横田俊吾 2:07:47
- 聞谷賢人 2:07:53
- 木村慎 2:07:55
- 小山司 2:08:00
MGC出場権を獲得するためには、別府大分毎日マラソン2023(男子のみ)など日本陸上競技連盟(JAAF)が指定する大会において、「2時間10分以内のタイムで、かつ日本人選手の1位~3位」、「2時間9分以内のタイムで、かつ日本人選手の4~6位」、「順位にかかわらず、2時間8分以内のタイムでフィニッシュ」、「対象レース2本の平均タイムが2時間10分以内」の、いずれかを満たす必要がある。
また、別府大分毎日マラソン2023は、MGCの指定大会のみならず、ブダペスト2023世界陸上競技選手権大会(ハンガリー・2023年8月開催)ならびに杭州2022アジア競技大会(中華人民共和国・1年延期により2023年9月開催)の日本代表選手選考競技会も兼ねている。