プロ野球の日本一決定戦、日本シリーズ2024が10月26日にスタート。横浜スタジアム(神奈川県横浜市)で横浜DeNAベイスターズと福岡ソフトバンクホークスが対戦した。
セ・リーグ3位からの下剋上を狙うDeNAと、パ・リーグ王者のソフトバンクによるシリーズ初戦。試合が動いたのは2回表、ソフトバンクの攻撃。栗原陵矢が四球で出塁すると、牧原大成が二塁打を放ってチャンスを広げる。甲斐拓也が敬遠され、二死満塁で打席に立ったのはこの日先発の有原航平。DHルールを採用するパ・リーグで普段は打席に立つことはないが、この場面でライトへタイムリーヒットを放ち、自らの打棒で2点を先制した。
有原はその後、7回までスコアボードにゼロを並べる安定したピッチングを披露。DeNAも早めの継投策で追加点は許さなかったが、9回に堀岡隼人が打ち込まれ3点を許す。ソフトバンクはその裏、守護神・オスナをマウンドに送ったものの、DeNA打線につかまる。先頭打者のオースティンが二塁打を放つと、梶原昂希と森敬斗のタイムリーヒットで2点を返す。代打の筒香嘉智にもヒットが飛び出し、悪送球の間にさらに1点を追加。なおも二死一、三塁で牧秀悟に打順が回ったが、ここはオスナに軍配。センターフライに打ち取り、5-3でソフトバンクが初戦を制した。
第2戦は27日、横浜スタジアムで開催。予告先発はDeNAが大貫晋一、ソフトバンクがモイネロとなっている。