NHL選手が冬季オリンピックに戻ってくる! 北京2022オリンピック

NHL、選手会、国際アイスホッケー連盟による協議の末、NHL選手の北京2022オリンピックへの参加が認められた。

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(2013 DEREK LEUNG)

北米プロアイスホッケー(NHL)、選手会(NHLPA)、国際アイスホッケー連盟(IIHF)は9月3日、2022年2月に開催される北京オリンピックへのNHL選手の参加を認めることを発表した。NHL選手の参加をめぐり、数カ月に渡って協議が行われていた。

NHLのビル・ダリー副コミッショナーは、「私たちは、NHL選手が自国を代表して戦うことにどれほど情熱を持っているか、理解しています」とし、「彼らがオリンピックの舞台で最高の競技をできるような決定ができたことを非常に嬉しく思います」とコメントした。

NHL選手が冬季オリンピックに参加するようになったのは、長野1998冬季オリンピックから。しかし、渡航費の問題や、シーズンのスケジュール調整などを理由に、前回の平昌2018ではNHLが同リーグに所属する選手を冬季オリンピックに派遣しないことを決定。NHLのスター選手ら不在の中で行われた。

北京2022オリンピックへの参加が期待されるトップ選手

今回の決定により、コナー・マクデイビッド(カナダ)、デビッド・パストナック(チェコ)、セバスチャン・アホ(フィンランド)、ニキータ・クチェロフ(ROC)、レオン・ドライザイトル(ドイツ)、オーストン・マシューズ(米国)など、NHLのトッププレーヤーがオリンピックデビューを果たす可能性がある。また、平昌2018の不参加決定に反対する意思を示していたアレクサンドル・オベチキン(ROC)などにとっては、最後のオリンピックとなることも考えられる。

北京2022には、8月末に最後の出場枠を獲得したスロバキア、ラトビア、デンマークを含む12チームが参加し、4つのグループに分かれて男子トーナメントが行われ、その後、準々決勝へと進む。

北京2022オリンピック、グループおよびスケジュール

北京2022冬季オリンピックの男子アイスホッケーは、2022年2月9日よりトーナメントが始まる。

  • グループA: カナダ、米国、ドイツ、中国
  • グループB: ROC、チェコ、スイス、デンマーク
  • グループC: フィンランド、スウェーデン、スロバキア、ラトビア
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