9月30日&10月2日の日程で行われる「NBAジャパンゲームズ2022」。
秋に始まるNBAレギュラーシーズンのプレシーズン戦の一環として行われる今年のジャパンゲームズでは、昨季王者のゴールデンステイト・ウォリアーズと八村塁が所属するワシントン・ウィザーズが対戦する。
10月1日にはファンイベントも予定されており、バスケットボール界のトップスター選手らが日本を沸かすことは間違いないだろう。どんな選手らがさいたまスーパーアリーナでプレーするのか。両チームの注目選手を見てみよう。
八村塁が所属する、ワシントン・ウィザーズ
今回のジャパンゲームズで最も注目の選手は、2021年の東京2020オリンピックの開会式で日本選手団の旗手を務めた八村塁だろう。24歳で富山県出身の八村は2019年のドラフトで1巡目指名を受けてワシントン・ウィザーズに入団。今季4シーズン目を迎える。
そんな八村のチームメイトでウィザーズを率いる存在の選手といえば、シューティングガードのブラッドリー・ビール。2012年からウィザーズでプレーするビールは、およそ10年にわたり同チームにすべてを捧げてきた。
昨季は左手首の手術によりレギュラーシーズン後半の試合を欠場したが、その前の2シーズンでは1試合平均で30得点以上をマーク。ウィザーズと新たに5年契約を結び、今季の活躍に大きな期待がかかる。
カイル・クーズマやラトビア出身で221cmのクリスタプス・ポルジンギスなどもチームに欠かせない存在だ。
パワーフォワードのクーズマは4年間ロサンゼルス・レイカーズでプレーし、昨季ウィザーズに移籍。ビール不在となった昨シーズン後半にはチームを支えるプレーヤーとして存在感を発揮した。
NBA王者、ゴールデンステート・ウォリアーズ
昨シーズンのNBAを制したゴールデンステート・ウォリアーズは、王者として新シーズンをスタートさせる。コーチを務めるのは、マイケル・ジョーダンらが時代を築いた全盛期のシカゴ・ブルズのメンバーだったスティーブ・カー氏。彼は東京2020オリンピック金メダルのアメリカ合衆国代表チームでもコーチとしてその手腕を発揮する。
そんなウォリアーズの顔といえば、ポイントガードのステフィン・カリーだ。スリーポイントシュートをはじめ、あらゆる場所から放つ正確なシュートはどのチームにとっても脅威といえ、卓越したシュート力を武器にチームを率いる。NBAが誇るギリシャ出身のヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス)も、カリーを世界最高峰の選手として讃える。
もうひとり注目したい選手は、シューティングガードのクレイ・トンプソン。彼の物語はプレー面でもさることながら、精神面でも人々を魅了している。
リオ2016オリンピックでアメリカ合衆国の金メダル獲得に貢献したトンプソンは、2018-2019シーズンに膝の怪我に見舞われ、第一線から離脱。その後、今度はアキレス腱を断裂するなど連続して2つの大怪我に悩まされることになり、競技から離れた期間はおよそ3年におよんだ。だが、31歳だった今年の初めに見事復帰を果たすと、チーム優勝に貢献し自身4度目のNBAタイトルを掴んだ。
ウォリアーズには、このほかベテランのドレイモンド・グリーンや、2022年に初めてオールスターに選出されたアンドリュー・ウィギンズなどが名を連ねている。
ワシントン・ウィザーズの選手
- 14 - アイザイア・トッド
- 16 - アンソニー・ギル
- 4 - イシュ・スミス
- 33 - カイル・クーズマ
- 5 - キャシアス・ウィンストン
- 6 - クリスタプス・ポルジンギス
- 1 - ケンテイビアス・コールドウェル・ポープ
- 24 - コーリー・キスパート
- 20 - ジョーダン・シャケル
- 21 - ダニエル・ギャフォード
- 9 - デニ・アブディヤ
- 31 - トーマス・サトランスキー
- 13 - トーマス・ブライアント
- 19 - ハウル・ネト
- 8 - 八村塁
- 22 - バーノン・キャリーJr.
- 3 - ブラッドリー・ビール
ゴールデンステイト・ウォリアーズの選手
- 22 - アンドリュー ウィギンズ
- 9 - アンドレ・イグダーラ
- 32- オットー・ポーターJr.
- 15 - クインダリー・ウェザースプーン
- 2 - クリス・チオーザ
- 11 - クレイ・トンプソン
- 5 - ケボン・ルーニー
- 0 - ゲイリー・ペイトン2世
- 33 - ジェームズ・ワイズマン
- 00 - ジョナサン・クミンガ
- 3 - ジョーダン・プール
- 30 - ステフィン・カリー
- 1 - デイミオン・リー
- 23 - ドレイモンド・グリーン
- 8 - ネマニャ・ビエリツァ
- 95 - ホワン・トスカーノ・アンダーソン
- 4 - モーゼス・ムーディー