北京2022冬季オリンピックの大会1日目となる2月5日、フリースタイルスキー男子モーグルが行なわれ、スウェーデンのバルター・バルベリが優勝した。メダリストは、以下の通り。
金メダル バルター・バルベリ(スウェーデン)83.23
銀メダル ミカエル・キングスベリー(カナダ)82.18
銅メダル 堀島行真 81.48
日本の原大智は7位、杉本幸祐は9位、松田颯は23位となった。
悲願のオリンピックメダルを掴んだ堀島は、「嬉しいし、最低限3位表彰台、メダルってとこを掲げて挑んだので、それを達成できてよかったと思いました」「自分の全部が出せたんじゃないかと思います」と語った。
「メダルを確定した時にやっとほっとしたというか、安心の気持ちになれた。本当の夢は金メダルなので、またここから頑張りたいと思います」
平昌2018銅メダリストで2度目の表彰台を狙っていた原は、「自分的にはベストランをしたと思っていて、スコアが待ち遠しかったんですけど」と決勝2回目ランの後の感想を述べた後、晴れ晴れとした表情で「最高のオリンピックです。すごい楽しくやれたと思います」と語った。
平昌大会後に競輪選手という新しいキャリアをスタートさせ、二刀流で挑んできた4年間について振り返ると、「一言では表せないです。いろいろありすぎて…。また戻ってこれるなんて、本当に感謝しかないです」と涙しながら締めくくった。
大本命であったキングスべリーは、予選1回目で81.15点を獲得し、トップで決勝進出を決めるも、決勝最終戦で銀メダルに。連覇達成はならなかった。
金メダルは、2018年ジュニア世界チャンピオン(デュアルモーグル)で、ワールドカップランキング3位、今季2回の表彰台に上がっていたバルベリが掴み取り、初のオリンピック表彰台の頂点に輝いた。