北京2022冬季オリンピック大会13日目となる2月17日、アイスホッケー女子決勝が行なわれ、カナダとアメリカ合衆国(アメリカ)による因縁のライバル対決が、この北京の冬季オリンピック決勝でも繰り広げられた。
第1ピリオドで先制点を決めたのは、カナダ。その後もゴールネットを揺らして、カナダが追加1点で、2点のリード。つづく、第2ピリオドでも、1点を追加して、カナダはアメリカを引き離す。しかし、このピリオドの終了間際にアメリカも初ゴールを決め、2点ビハインドで最終ピリオドを迎えることとなった。
そして、最終の第3ピリオドの20分が始まった。
両チームともに、なかなかゴールが決まらない中、試合終了のホイッスルが鳴るわずか13秒前にアメリカが2点目をゴール。流れを引き寄せようとする。
後の無いアメリカは、せめて同点にするため、最後の最後にチーム全員で相手ゴールに向かって猛追を仕掛けたが、ここで虚しくもホイッスル。そのまま逃げ切ることのできた赤いユニフォームのチームからスティックが高く空中へ舞い上がり、大きな歓声が会場に響き渡った。
結果は3−2で、カナダに勝利の女神が微笑んだ。
また、昨日(2月16日)の3位決定戦では、4−0でフィンランドがスイスに勝利しており、銅メダルを決めている。
この種目のメダル獲得チームは、以下の通り:
金 カナダ
銀 アメリカ合衆国
銅 フィンランド
なお、日本は準々決勝で敗退し、最終6位に終わった。