女子アイスホッケーの偉大なライバルたち:カナダ対アメリカ

スポーツ界で最も有名で、熱く激しい歴史的なライバル対決が、2022年の北京冬季オリンピックのリンクで再燃する!

文: William Imbo
写真: 2018 Getty Images

2022年北京冬季オリンピックの女子アイスホッケー金メダル争いは、よほどの番狂わせがない限り、カナダアメリカの決勝対戦となることが固いと言えるだろう。

アイスホッケーファンであれば、この2チームが歴史の中でどれほど圧倒的な強さを誇ってきたかを知っているかと思う。しかし、なぜ2月17日の決勝戦で北米の隣国同士が再び激突することが、ほぼ確実と言えるのか?これまでの幾多の激闘の歴史を振り返りながら、説明しよう。

世界選手権決勝戦の顔

カナダとアメリカは、女子アイスホッケー世界選手権が初めて開催された1990年以降、女子王座をかけて争ってきた。実際のところ、世界選手権の歴史の中で2019年の1度を除き(アメリカがフィンランドを2-1で下し、カナダは3位)すべての決勝で対戦している。

世界選手権の初期はカナダが圧倒的な強さを見せ、1990年から2004年までの間に8個の金メダルを獲得した。しかし、近年はアメリカの勢いが戻り、過去11回の世界選手権のうち9回はアメリカチームが優勝、カナダに8回勝利している。

しかしながら、カルガリーで開催された2021年の世界選手権では、金メダルをかけた戦いでカナダがアメリカを延長戦で3-2で破るというスリリングな試合をみせ、2012年以来の表彰台の頂点に返り咲いた。

20年にわたるオリンピックの戦い

世界選手権と同様に、オリンピックの決勝の舞台でもカナダとアメリカはお互いに多くのことを経験してきた。トリノ2006の決勝戦(カナダがスウェーデンと対決し、4-1で勝利)を除き、女子アイスホッケーが初めてオリンピックプログラムに導入された1998年の長野オリンピックから、すべての決勝で2チームが対戦している。

第1回の長野1998の金メダル対決は、3-1でアメリカに軍配が上がったが、4年後のソルトレークシティオリンピックでカナダが3-2で勝利し、リベンジを果たす。その後、3回にわたりアメリカを相手にカナダは金メダルを獲得した(2006年のカナダ対スウェーデン決勝戦を除く)。

しかし、2021年にカナダがアメリカの連勝を止められたように、平昌2018ではアメリカチームがオリンピックの頂点に返り咲き、劇的なシュートアウトで3-2でカナダを下し、1998年以来の金メダルを獲得した。

では、この壮大なライバル対決の最新ラウンドを北京で制するのはどのチームになるだろうか?

2022年北京オリンピックに向けて

来年2月に開催される北京2022を目前に、カナダは、決勝戦対決(28対20)と総試合数(86対67)の両方で、アメリカとの直接対決の成績で優位に立っている。しかし、これまでの試合がどれほどの接戦だったかを考えると、あと3か月に迫る北京大会で栄冠に輝くチームを予想するのは極めて困難なことだ。

アメリカチームはオリンピックのディフェンディングチャンピオンであり、平昌2018の金メダリストメンバーであるヒラリー・ナイトブリアナ・デッカーケンダル・コイン・スコフィールドをはじめとする数多くの大物選手を擁している。

一方で、カナダチームは直近の世界選手権覇者であり、オリンピックでもその力を発揮することは間違いない。3度のオリンピックメダリストであるマリー=フィリップ・プーラン、2018年の銀メダリストであるサラ・ナース、2度のオリンピックメダリストであるジョセリーヌ・ラロックなどが注目選手となる。

マリーフィリップ・プーラン(#29 カナダ)とメーガン・ダッガン(#10 アメリカ)が試合終了後に握手した=2017年12月3日エクセル・エナジー・センター
写真: 2017 Getty Images

北京2022女子アイスホッケーは、2022年2月3〜17日の日程で行われる。

女子は、10チームが2グループに分かれて試合を行う。

グループ A: 米国、カナダ、フィンランド、ROC、スイス

グループ B: 日本、中国、チェコ、スウェーデン、デンマーク

グループAの5チームとグループBの上位3チームが準々決勝に進出し、ノックアウト方式で競い合う。

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