Make Life Shake Life:スケートパークがトリポリの人々に与える影響

開発と平和のためのスポーツ国際デー(4月6日)を記念して、MLSLのクルーがリビアでスケートパークを建設するまでの道のりや、地元コミュニティに与えている影響を紹介しよう。

文: Andrew Binner

北アフリカに位置するリビアの首都トリポリ。この地のスケートボードコミュニティで、とてもエキサイティングなことが起ころうとしている。

十分なサービスが行き届いていない地域にスケートパークを建設する非営利団体、Make Life Skate Life(MLSL)の最新プロジェクトが、トリポリで進められているのだ。

彼らの目標は至ってシンプル。民族、性別、宗教の区別なく、人々が集まり、健全なコミュニティを築くことができる、安全で包括的な空間を提供すること。

「スポーツ、特にスケートボードはとてもパワフルです。人々がスケートボードに惹かれる最も明白な理由は、自分自身のために得られるメリットだと思います」と、MLSLを立ち上げたドイツ出身のアルネ・ヒレアンズは、Olympics.comに語る。

「スケートボードをしているときは、外にいて、動いていて、生きていることを実感できます。道の上で乗るだけでも良い感覚を得られます。スケートボードが人と人を結びつける最大の理由は、それが新しい競技で、好奇心をかき立てるからだと思います。スケートボードには偏見がなく、誰のものでもないと同時に、とても身近なものです」

開発と平和のためのスポーツ国際デーを記念して、MLSLのクルーの仕事ぶりと、スポーツを通して人々の生活に影響を与えている様子を紹介したい。

リビア・トリポリでは、Make Life Skate Lifeの新プロジェクトを通じて市民がスケートボードを学べる。

MLSLは2012年、ヒレアンズと彼の友人がスケートボードを持ってインドを旅していたときに生まれた。

ヒレアンズらは現地でスケートパークを作りたいと考えている地元のスケーターたちと出会い、どうにかしたいと考えたのがきっかけだ。当時は建設の経験がなかったものの、ヒレアンズらが協力して計画を進め、インド初の公共スケートパークが誕生した。

MLSLはクラウドファンディングと個人のスポンサーシップを組み合わせ、この8年間でイラン・イスラム共和国の難民コミュニティからブラジルの貧民街まで、世界各地に10のスケートパークを建設してきた。

「私たちは、すでに存在していて、活動的で、本当に何かを作りたいと考えているスケートコミュニティと仕事をしています」と、ヒレルンズは言う。

私たちはスケートパーク建設業者とスケートボードコミュニティを結びつけており、それによってすごいものが生み出されます。

- アルネ・ヒレアンズ

リビアの若者に前向きな道を提供

リビアは、50%にも及ぶ若者の失業率、避難民の不安定な生活状況、不安定な政治状況などの課題を抱えている。若い世代が前向きな道を求めていることは明らかで、MLSLは街にスケートパークを建設することを決めた。

「トリポリに導かれた理由は、アラブの春、内戦、そしてリビアの最近の動向です」と、ヒレアンズは言う。

「このプロジェクトの話をもらったとき、リビアにスケーターがいると聞いて、この国や人々についてほとんど知らないことに気づき、もっと知りたくなりました」

スケートボードが違いを克服する

在リビア米国大使館とスポンサーの支援により、MLSLは800m²の施設を作るのに十分な土地を確保し、この施設はより多くの人が無料で利用できるようになる。

「私たちがプロジェクトを実行する際に直面する問題のひとつが、ビザの取得です。リビアでは観光業が盛んではありません」

「しかし幸いなことに、トリポリの自治体が私たちのプロジェクトの熱心なサポーターとなり、スケートボードの利点を十分に理解してくれました」

「リビアは、私たちがこれまで働いてきた国の中で最も保守的な国であり、ジェンダーの壁が高いことは間違いないでしょう。しかし、スケートボードはとても新しく刺激的で、スケートボードを通じて、人々は違いを乗り越えようとする傾向があります」

施設が完成した後は、主に難民や国内避難民、難民申請者を対象に、男女平等のスケート教室を開催し、参加者にこの競技を紹介する予定だ。また、スケートボード用品や安全用具の無料レンタルシステムも導入し、誰もが気軽に利用できるようにするという。

スケートパークとレンタル用具を無料で利用できるようにし、利便性を向上。

地域社会の活性化

このスケートパークは、グッズショップの運営や、スケートコーチやパークマネージャーの採用など、地元での雇用の機会となる。

「地元のスケーターがプロジェクトに対してオーナーシップを持つことは、私たちにとって最も重要なことです。地元の若者たちは、すでに計画や設計のプロセスにも関わっており、木材やコンクリート、金属加工の基本的な技術を習得することを目標に、建設にも参加しています」

「私たちの経験から、プロジェクトのすべての段階への関与は、スケートパークに対する所有権を持つ感覚につながります」

MLSLは現在、2022年5月の着工を目指し、クラウドファンディングを実施している。

すべてが計画通りに進めば、彼らが同国で影響を与えられる分野や領域を拡大し、さらに多くの人々に何らかの機会を提供し、エキサイティングなコミュニティの一員となるよう働きかける予定だ。

「リビアの他の地域にもスケートパークができるかもしれませんし、国全体のスケートシーンを統合し、リビア全体の一体感に貢献できるかもしれません」とヒレアンズは語った。

オリンピックに向けて。 これらすべてをゲット。

スポーツイベントを無料でライブ観戦。さまざまなシリーズに無制限アクセス。 他には真似のできないオリンピックニュース&ハイライト