今シーズンのJLPGA(日本女子プロゴルフ協会)ツアー第30戦、公式競技(メジャー)第3戦の「日本女子オープンゴルフ選手権」は10月2日、千葉県野田市の紫カントリークラブ・すみれコース(6839ヤード/パー72)において最終の第4ラウンドを行った。
前日3位タイで、首位と3打差からスタートした勝みなみ(明治安田生命)は、この日の前半9ホールを終えた時点で5つのバーディーを奪うなど猛追し、優勝争いに食い込んでくる。勝は後半の第13と第14ホールで連続ボギーを叩いてしまうが、他の選手が苦戦する第17ホール(パー4)をバーディーで沈め、大きなガッツポーズでギャラリーを沸かす。最終的に、勝は6バーディー、2ボギーの「68」で回り、スコアを4つ伸ばして通算3アンダーとして、暫定首位に立っていた申ジエ(韓国/スリーボンド)を上回って、逆転優勝を果たした。勝は、昨年(2021年)に続いて、同大会2連覇を達成。選手権の連覇は、樋口久子(1976・1977)と畑岡奈紗(2016・2017)につづいて、史上3人目の快挙となった。
前日首位から発進した申は、前半ホールで1つ、後半に3つのボギーを叩くなど安定しないプレーが続き、この第4ラウンドを「72」でホールアウト。最終日にスコアを伸ばすことができず、トータル2アンダーのままで、2位に終わった。
また3位タイには、通算イーブンパーで、西村優菜(スターツ)、山下美夢有(加賀電子)、吉田優利(エプソン)の3名が入った。
「日本女子オープンゴルフ選手権」の賞金総額は1億5,000万円、優勝賞金は3,000万円となっている。