吉田麻也の新天地がLAギャラクシーに決定…上田綺世はフェイエノールトに完全移籍

8月3日に2人の日本代表選手の新天地が決定。前キャプテンの吉田麻也はフリーでMLSのLAギャラクシーへ。ストライカーの上田綺世はオランダ王者のフェイエノールトへ完全移籍が決まった。

1 執筆者 オリンピックチャンネル編集部
Maya Yoshida Ayase Ueda
(Getty Images)

アメリカ合衆国男子サッカー1部メジャーリーグサッカー(MLS)のロサンゼルス・ギャラクシーは現地時間8月3日、オリンピック3大会に出場し、日本代表・SAMURAI BLUEでキャプテンを務めたDF吉田麻也を獲得したと発表した。契約期間は2024シーズン終了までの1年半。

LAギャラクシーの監督兼スポーツダイレクターを務めるグレッグ・ヴァニー氏は「マヤの加入をうれしく思う。トップクラスのセンターバックで、多大な経験とリーダーシップをこのチームにもたらしてくれる」とクラブ公式サイトでコメントした。

吉田は北京2008、ロンドン2012、Tokyo2020と3大会に出場。主将として2度のベスト4に導いた。クラブレベルでは名古屋グランパスでプロキャリアをスタート。オランダやイングランド、イタリアと渡り歩いてきた。昨シーズンはドイツ1部ブンデスリーガのシャルケでプレー。センターバックで定位置をつかみ29試合に出場したものの、チームは2部に降格となった。吉田はその後、6月30日をもって契約満了。新たな挑戦として、アメリカでのプレーを選択した。

また、オランダ1部エールディヴィジのフェイエノールト・ロッテルダムは現地時間3日、ベルギー1部のセルクル・ブルッヘから日本代表FW上田綺世を完全移籍で獲得したと発表した。契約期間は2028年6月までで、背番号は9に決定。報道によると、セルクル・ブルッヘは上田の売却でクラブレコードとなる移籍金を手にしたという。

フェイエノールトは上田の獲得発表にあたって特別なムービーを投稿して歓迎した。過去に同クラブに所属し、UEFAカップ獲得などに貢献した小野伸二(北海道コンサドーレ札幌)が出演。「綺世、ロッテルダムで新しい歴史を作るんだ」と語りかける映像は大きな反響を呼んでいる。

フェイエノールトは昨シーズンのエールディヴィジ王者。2023/24シーズンはUEFAチャンピオンズリーグにも出場する。

上田は2022年7月に鹿島アントラーズからセルクル・ブルッヘに移籍。加入初年度から得点王争いをするなど活躍し、42試合で23ゴールを記録した。昨シーズンは日本代表としてFIFAワールドカップカタール2022にも出場。Tokyo2020でも全6試合に出場した。

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