日本サッカー協会(JFA)は12月12日、日本女子代表・なでしこジャパンについて、ニルス・ニールセン氏が新監督に就任すると発表した。また、ロサンゼルス2028オリンピックへの出場を目指すU-23日本代表では、パリ2024でも指揮を執った大岩剛監督と契約したと発表した。
ニールセン新監督はスウェーデン出身。男子のスウェーデン国内クラブでの指導や世代別の同国代表監督を歴任後、2013年から2017年まで同国女子代表を務めた。2017年には欧州女子選手権で準優勝の成績を残している。
2018年から2022年はスイス女子代表を率いてワールドカップの出場権を獲得。2023年から2024年はマンチェスター・シティの女子ダイレクターを務めた。同クラブには山下杏也加や清水梨紗、長谷川唯、藤野あおばが所属している。
ニールセン氏はJFAを通じて以下のコメントを発表した。
■ニルス・ニールセン新監督のコメント
なでしこジャパンの新監督にご指名いただき、非常に光栄で誇りに思います。宮本会長、佐々木委員長とは、これまでの選考プロセスにおいて、なでしこジャパンをどのように次のレベルに引き上げるかについて非常に建設的でプロフェッショナルな話し合いができたことに感謝しています。高い技術を備え、才能に溢れた日本代表選手たちと活動できることを大変嬉しく思いますし、これまでの指導者の皆さんの素晴らしい業績に自分がこれからさらに積み上げていけることにワクワクしています。私の就任により、新たな刺激とアイデアを新しい目線をもってチームに注入し、選手やスタッフと協力して成功に導き、タイトルを獲得したいです。日本はこれまで長きにわたり世界のチームに刺激を与えてきました。今後もさらにそのような状況を続けられるよう、全員でハードワークしていきたいと思います。ファン、パートナー、メディアの皆さんも引き続き、新生なでしこジャパンを応援いただけるよう、よろしくお願いします。
男子のU-23日本代表は大岩監督が続投することが決定した。2022年にパリ2024出場を目指す世代の日本代表監督に就任。U23アジアカップカタール2024を制してオリンピックへの出場権を獲得し、本大会ではベスト8の成績を残した。
2大会連続でオリンピック世代の監督を務めるのは大岩監督が初めて。コーチングスタッフとして、コーチに羽田憲司氏、GKコーチの佐藤洋平氏に就任がすることも合わせて発表されている。