日本サッカー協会(JFA)は8月21日、日本女子代表・なでしこジャパンの池田太監督が契約満了に伴い退任することになったと発表した。
池田監督は2017年から年代別の日本女子代表監督を歴任し、2018年にはFIFA(国際サッカー連盟)U-20女子ワールドカップ優勝に導いた。Tokyo2020終了後の2021年に日本代表監督に就任。オーストラリアとニュージーランドで行われたFIFA女子ワールドカップ2023でベスト8に入り、今夏のパリ2024オリンピックでもベスト8の成績だった。
池田監督はJFA公式サイトを通じてコメントを発表。選手やスタッフ、ファンへの感謝とともに、「チームとしてできることを増やし、成長してこられた」と振り返った。JFAの宮本恒靖会長もコメントを発表し、「今後も日本サッカーの発展に力を貸していただければ」と期待を寄せた。
池田太監督のコメント
「就任してから2年11ヶ月、なでしこジャパンとして一緒に戦ってきてくれた選手、スタッフ、そしてサポートしてくださったパートナー企業の皆様、温かく、熱く応援してくださったサポーターの皆様に感謝の気持ちを伝えたいです。ワールドカップ、オリンピックという世界大会を通して、チームとしてできることを増やし、成長してこられたと思います。なでしこジャパンとしてさらに上に進み、選手と共にここから先の景色を見たかったです。
なでしこジャパンがこれからも多くの人に勇気と感動を届け、子どもたちの夢見る場所であるよう願っています。ありがとうございました」
宮本恒靖会長のコメント
「池田監督には2017年にU-19日本女子代表の監督に就任していただき、2018年のFIFA U-20女子ワールドカップで若い選手たちを率いて初優勝をもたらしてくれました。2021年からはなでしこジャパンの監督として世界一を目指す選手たちを継続して成長させてくれました。
パリオリンピックでは優勝したアメリカに惜しくも延長戦で敗れ、ベスト8で大会を終えることとなりましたが、池田監督のマネジメントによりチームとしての結束が生まれ、厳しい戦いを勝ち切る姿を幾度となく見せてくれました。池田監督のもとで経験を積んだ選手たちが、これからの日本の女子サッカーをより発展させていってくれると信じています。
池田監督には今後も日本サッカーの発展に力を貸していただければと思います。太さん、本当にありがとうございました」