日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)は10月1日、2022明治安田生命J1リーグ第31節の8試合を開催した。清水エスパルス 対 ジュビロ磐田の「静岡ダービー」は、台風15号の豪雨災害の影響により試合中止となっている。
■優勝を争う2クラブは明暗分かれる
首位の横浜F・マリノスは豊田スタジアムで名古屋グランパスと対戦した。水沼宏太が16分に先制点を挙げると、46分にも自ら追加点。さらには試合終了間際の90分にレオ・セアラ、アディショナルタイムの90+6分に藤田譲瑠チマがダメ押しのゴールを決め、4-0の大勝を飾った。
勝点差「5」で横浜FMを追う川崎フロンターレは北海道コンサドーレ札幌のホーム、札幌厚別公園競技場に乗り込んだ。30分に家長昭博のゴールで川崎Fが先制したものの、3分後にルーカス・フェルナンデスが同点弾。両者ともに2得点を積み上げ、勝負は12分のアディショナルタイムへ。そして試合終了間際の90+12分、札幌の小柏剛が巧みな反転からシュートを突き刺し、4-3の劇的な勝利をつかんだ。
この結果、勝った横浜FMの勝点は62に。川崎Fは勝点54から変わらず、差は「8」となった。両者ともに30試合を消化。次節の結果次第では横浜FMの優勝が決定する。
■京都がPO圏脱出
残留争いでは京都サンガF.C.が大きな勝利。豊川雄太のゴールでサガン鳥栖を下して勝点33とし、J1参入プレーオフに進む16位から13位まで順位を上げた。
勝点31で並ぶヴィッセル神戸とアビスパ福岡の一戦は、アウェイの神戸に軍配。小林祐希のゴールを守りきり、12位に浮上した。敗れた福岡は京都と入れ替わる形で16位に後退している。降格圏の17位に沈むガンバ大阪は柏レイソルと引き分け、順位を上げることはできなかった。