【サッカー】J1第28節:サンフレッチェ広島が首位浮上…湘南ベルマーレが川崎フロンターレにダブル

9月2日から3日かけて明治安田生命J1リーグ第28節の全9試合が行われた。川崎フロンターレは湘南ベルマーレに黒星。横浜F・マリノスはFC東京に追いつかれてドローとなった。そうした中、清水エスパルスにアウェイで勝利を収めたサンフレッチェ広島が暫定ながら首位に浮上している。

1 執筆者 渡辺文重
SHONAN
(時事通信)

日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)は9月2日から3日かけ、明治安田生命J1リーグ第28節の全9試合を開催した。28試合を消化しているサンフレッチェ広島が勝点50で暫定首位。25試合消化の横浜F・マリノスが勝点49で2位、26試合消化の川崎フロンターレが勝点49で3位となっている。

■広島が首位、湘南は川崎Fにダブル

広島はエディオンスタジアム広島(広島県広島市)で清水エスパルスと対戦。75分から出場の広島MF川村拓夢は83分に先制ゴールを挙げると、後半アディショナルタイムにはハーフウェーライン手前からロングシュートを決める。2-0で白星を挙げた広島は5連勝。清水は6試合ぶりの黒星となった。

横浜FMは味の素スタジアム(東京都調布市)でFC東京と対戦。DF岩田智輝、FW仲川輝人のゴールにより2点差で前半を終えるも、後半にFC東京MF塚川孝輝に2得点を挙げられ、2-2で引き分けた。

川崎Fはレモンガススタジアム平塚(神奈川県平塚市)で「神奈川ダービー」湘南ベルマーレ戦に臨む。20分にFW知念慶のゴールで先制するも、53分にPKから失点。さらに後半アディショナルタイム、FW阿部浩之にゴールを決められて1-2の逆転負けを喫した。湘南は川崎Fに今季リーグ戦2勝“ダブル”を達成。6試合ぶりの白星で順位を14位に上げた。湘南は7日、J1第25節の横浜FM戦を行う。

■磐田が勝点追加…福岡、G大阪、神戸は黒星

湘南がJ1参入プレーオフに回る16位から浮上。2-3で名古屋グランパスに敗れたアビスパ福岡が15位、0-3でサガン鳥栖に敗れたガンバ大阪が16位に後退した。福岡とG大阪は、ともに28試合消化で勝点28。

17位のヴィッセル神戸は、サンガスタジアム by KYOCERA(京都府亀岡市)で「関西ダービー」京都サンガF.C.に臨む。京都は1分にFW松田天馬、9分に豊川雄太がゴールを決め、2-0で勝利。勝点29で13位とした。神戸(26試合消化)の勝点は24のまま。

18位のジュビロ磐田は、エコパスタジアム(静岡県袋井市)で柏レイソルと対戦。2点ビハインドで後半を迎えるも、73分にMF吉長真優。77分にFWファビアン・ゴンザレスが得点を挙げる。磐田は2-2で勝点1を追加。27試合消化の磐田は、神戸との勝点差を1に縮めた。

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