課題を修正して連勝再開となるか|サッカー男子日本代表vs中華人民共和国/FIFAワールドカップ2026アジア最終予選

FIFAワールドカップ2026アジア最終予選を戦うサッカー男子日本代表。折り返しの第6戦はアウェイで中華人民共和国代表と対戦する。

1 執筆者 WATANABE Fumishige/渡辺 文重
SUGAWARA Yukinari
(Getty Images)

アメリカ合衆国、カナダ、メキシコの3カ国で開催されるFIFA(国際サッカー連盟)ワールドカップ2026。サッカー男子日本代表・SAMURAI BLUEは8大会連続8回目の出場を目指し、アジア3次予選を戦っている。6チームが3つのグループに分かれ、ホーム&アウェイの総当たり2回戦を実施。各組上位2チームがW杯出場枠を獲得し、同3位、4位のチームが4次予選に回るレギュレーションとなっている。日本は5試合を終えて4勝1分け。このまま進めば、これがアジア“最終”予選となる。

11月19日に行われる第6節、日本はアウェイ・廈門白鷺スタジアム(中華人民共和国福建省)で中国代表と対戦する。中国はここまで2勝3敗で4位。日本とは埼玉スタジアム2002で行われた第1節で対戦し、0-7の大敗を喫している。

アジア最終予選、日本はここまで順調と言える。中国、バーレーン代表、サウジアラビア代表に勝利を収めて3連勝。第4節、オーストラリア代表とのホームゲームは1-1で初失点、連勝ストップとなったが、第5節のアウェイ・インドネシア代表戦は4-0白星。ファン・サポーターがこれ以上の結果を求めるのは「欲張り」というものだ。

その一方で、チームは課題を見いだしているはずだ。インドネシア戦では大勝を収めたものの、序盤は天候やアウェイの雰囲気に苦しみ、失点の危機を迎えた。中国戦ではリベンジに意気込む対戦相手をいなし、前節の課題を解決できるか。

また、チーム内の序列争いも注目だ。インドネシア戦では途中出場の菅原由勢が活躍。これまで途中出場の多かった小川航基も、スターティングメンバーとして十分なクオリティーを示した。

この段階で2026W杯メンバーを語るのは早いが、このアジア予選で活躍できないようでは、候補にすらなれないだろう。海外組がほぼスターティングメンバーを確約されていたのは過去の話。日本代表のポジション争いは年々激化している。実績のある選手も、日本代表にふさわしいパフォーマンスを示せるかが問われる時代。2024年を締めくくる中国戦では2025年、そして2026年につながる内容を期待したい。

試合概要

  • 対戦カード:中国代表 vs.日本代表
  • 開始時刻:日本時間11月19日(火)21:00
  • 開催地:Xiamen Egret Stadium(中国・厦門)

放送予定

  • ネット:DAZN(LIVE/FanZone無料配信)
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