ミラノ・コルティナ2026に向けてフィギュア選手が意気込み語る…坂本花織「オリンピックに向けて選択肢を増やす」

開幕まで500日を切ったミラノ・コルティナ2026プレシーズンとなる2024/2025年冬季シーズンの本格的な幕開けを前に、坂本花織や鍵山優真ら10名のフィギュアスケート日本代表選手が9月30日に東京都内で記者会見に臨み、オリンピックに向けた意気込みなどを語った。

1 執筆者 Yukifumi Tanaka / 田中幸文
フィギュアスケート2024の記者会見に出席した坂本花織(前列左から3人目)、鍵山優真(同4人目)
(時事)

ミラノ・コルティナ2026の開幕まで、500日を切った!

次回エディションの冬季オリンピックのプレシーズンに当たる2024/2025ウィンターシーズンが本格的に開幕するのを前に、9月30日に東京都内においてフィギュアスケート日本代表選手が記者会見に臨み、オリンピックに向けた意気込みなどを語った。

会見には、北京2022団体と男子シングルで2つの銀メダルを獲得した鍵山優真や、同じく団体銀メダルと女子シングル銅メダルを獲得した坂本花織をはじめ、男女それぞれ5名、総勢10名のフィギュアスケーターが出席した。

氷上の衣装や雰囲気とは異なり、華やかな装いとリラックスした様子で登壇した10名はいずれも、フィギュアスケートのシーズン幕開けと位置付けられるグランプリシリーズの参戦を予定している。そのグランプリシリーズ初戦となるスケートアメリカは、現地時間10月18日より始まる。

ここでは、記者会見の中で述べられた各選手の今シーズンやオリンピック向けた意気込みを紹介する。

鍵山優真

「今シーズンは、ミラノオリンピックのプレシーズンということで、気持ちとしては全ての試合でオリンピックの予選があるような気持ちで、毎試合本気で取り組みたいと思います。ひと試合ひと試合を通して、新しい発見だったり課題も全て吸収して、日々自分を更新できたらいいなって思います」

山本草太

「今シーズンは現状に満足せず、常に成長していけたらなと思います。4回転フリップを今練習しているのですけど、まだまだ安定していない。現状に満足せず、習得を目指して取り組んでいけたらなと思いますし、表現だったりスケーティングとか、スピン、ステップ全ての面で現状に満足せず、常にレベルアップを求めて頑張っていけたらと思っています」

三浦佳生

「自分はオリンピックに行けるようにするための練習はしますけど、オリンピックを考えてすぎてしまうとダメな性格なんで…オリンピックのことは試合の時とかは頭に入れず、ひと試合ひと試合で自分のできる最高の演技をするっていうことを考えてやっていきたい」

佐藤駿

「今シーズンはプレシーズンとなって、僕にとってすごい挑戦のシーズンになるかなと思う。失敗を恐れずに、失敗してもいいという気持ちで全ての試合に取り組んでいきたいなと思っています」

友野一希

「僕も成長し続けると言いますか、いろんなライバルがいて、みんなに勝つためにも、まずは自分自身に勝ち続けることが今シーズン大切になってくるかなって思います。オリンピックに向けて、これだけの素晴らしいスケーターの中で代表に選ばれるには、甘えを自分の中で捨てていって、いかにオリンピックに向かって自分を高められるかっていうことだと思う。常に自分に勝ち続けて、毎日を過ごしていけたらと思います」

坂本花織

「今年はプレシーズンということで、今年まではまだまだチャレンジできる。色んなことに取り組むことで、オリンピックシーズンに向けて選択肢を増やすことで、色んな自分が見せられるかなと思う。しっかり今年までできる経験をたくさんして、次に繋がるようなシーズンにしたいと思っています」

千葉百音

「今シーズンはグランプリファイナルだとか、全日本選手権だとか世界選手権などに出場して、しっかり納得のいく演技をすることが目標です。そういう大きい大会、緊張する場面で自分の実力を出し切って、 オリンピックシーズンに入っていく時に、自信を持って臨んでいけるように頑張っていきたいです」

渡辺倫果

「プレシーズンということですが、あまり意識せずに自分のやりたいこと、やるべきことを貫いていって、納得のいく演技をひとつひとつ積み重ねていければいいかなと思っております」

吉田陽菜

「プレシーズンではあるんですけど、まだオリンピックというものに届く位置にはいない。まずはどの試合も全力で戦って、その試合が次の試合に繋がっていけば、その先に(オリンピックが)あると思う。全力でどの試合も戦っていきたいです」

三原舞依

「このオフシーズンから怪我明けで、トレーニングを積んできた。練習だけじゃなくて、トレーニングで体を丈夫にして、レベルアップさせて、どの試合でも、どんな状況でもミスなく演技ができるところまでしっかり上げていきたいなって思っています」
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