ISU(国際スケート連盟)フィギュアスケートグランプリ(GP)シリーズ第5戦「2022NHK杯国際フィギュアスケート競技大会」が11月19日、北海道札幌市の真駒内セキスイハイムアイスアリーナで2日目を迎えた。2日目は各種目の後半、フリースケーティング(FS)およびフリーダンス(FD)が行われた。
■ペア:りくりゅうがGPシリーズ2連勝
三浦璃来/木原龍一(木下グループ)がNHK杯初優勝を果たした。18日の前半ショートプログラム(SP)では自己ベストを更新する78.25点で首位発進。FSではパーフェクトに近い内容の演技を披露した。137.91点はSPに続いて全出場者の中でトップ。10月末のスケートカナダに続いてGPシリーズ2連勝とし、GPファイナル出場も決めた。
2位はエミリー・チャン/スペンサー・アキラ・ハウ(アメリカ合衆国)で合計187.49点。3位はブルック・マッキントッシュ/ベンジャミン・ミマール(カナダ)で合計175.65点だった。
ペア最終結果
- 216.16点 三浦 璃来/木原 龍一
- 187.49点 エミリー・チャン/スペンサー・アキラ・ハウ(アメリカ合衆国)
- 175.65点 ブルック・マッキントッシュ/ベンジャミン・ミマール(カナダ)
- 164.23点 イマ・カルダラ/リカルド・マーリオ(イタリア)
- 162.01点 カミーユ・コバレフ/パヴェル・コバレフ(フランス)
- 155.84点 ダリア・ダニイロワ/ミシェル・チバ(オランダ)
■女子シングル:坂本花織はFSトップも2位、住吉りをんは3位
北京2022銅メダリスト、世界選手権女王の坂本花織(シスメックス)はSP2位から逆転を目指した。高さのあるダブルアクセルから始まり、次々と安定感のあるジャンプやスピンなどを披露。最後に3回転が1回転ジャンプになるミスもあったが、FSトップの133.80点を記録した。しかしSP首位のキム・イェリム(韓国)が坂本に次ぐ132.27点を出したため、合計で204.49点で優勝。合計201.87点の坂本は2位となった。両者はグランプリファイナルへの出場権も手にしている。
SP3位の住吉りをん(オリエンタルバイオ/明治大学)は冒頭に4回転トーループに挑戦。転倒となったものの、その後に立て直してFS4位の125.11点を得た。合計では193.12点で3位の座を守った。渡辺倫果(法政大学)はSP9位と出遅れたが、FSでは坂本、キムに次ぐ129.71点。合計188.07点で5位に入った。
女子シングル最終結果
- 204.49点 キム・イェリム(韓国)
- 201.87点 坂本花織
- 193.12点 住吉りをん
- 189.00点 オードリー・シン(アメリカ合衆国)
- 188.07点 渡辺 倫果
- 184.14点 ジ・ソヨン(韓国)
- 180.29点 ニーナ・ペトロキナ(エストニア)
- 176.74点 ウィ・ソヨン(韓国)
- 174.06点 スター・アンドリュース(アメリカ合衆国)
- 173.36点 オルガ・ミクティナ(オーストリア)
- 169.36点 アンバー・グレン(アメリカ合衆国)
- 162.37点 エバロッタ・キーバス(エストニア)
■放送予定・日程
※2022年11月14日時点の情報
【放送予定】
11月18日(金)第1日
- ペアSP 12:25〜(BS1)
- 女子SP 14:05〜(G)
- アイスダンスRD 16:10〜(BS1)
- 男子SP 19:00〜(BS1)/19:30〜(G)
11月19日(土)第2日
- ペアFS 12:00〜(BS1)
- 女子FP 13:50〜(G)
- アイスダンスFD 16:50〜(BS1)/18:05〜(G)
- 男子FS 19:30〜(G)
11月20日(日)第3日
- エキシビジョン 13:05〜(G)
■2022/2023日程
- 第1戦 スケートアメリカ 10月21日〜23日/アメリカ合衆国・ノーウッド
- 第2戦 スケートカナダ 10月28日〜30日/カナダ・ミシサガ
- 第3戦 フランス杯 11月4日〜6日/フランス・アンジェ
- 第4戦 MK John Wilsonトロフィー 11月11日〜13日/イギリス・シェフィールド
- 第5戦 NHK杯 11月18日〜20日/日本・札幌
- 第6戦 エスポー杯 11月25日〜27日/フィンランド・エスポー
- ファイナル 12月8日〜11日/イタリア・トリノ