ISU(国際スケート連盟)フィギュアスケートグランプリ(GP)シリーズ第5戦「2022NHK杯国際フィギュアスケート競技大会」が11月19日、北海道札幌市の真駒内セキスイハイムアイスアリーナで2日目の競技を実施。2日目は各種目の後半、フリースケーティング(FS)およびフリーダンス(FD)が行われた。
■男子シングル:宇野昌磨が逆転優勝
ショートプログラム(SP)2位の宇野昌磨(トヨタ自動車)が逆転で優勝した。4回転ジャンプを4本を成功させる圧巻の演技。4回転フリップが2回転になったところ以外に大きなミスもなく、FS188.10点、合計279.76点を獲得した。これでスケートカナダに続くGPシリーズ2勝。北京2022銅メダル、世界選手権王者の実力を示した。
SP首位の山本草太(中京大学)は2度の転倒もあり合計257.85点で銀メダル。GPシリーズ2大会連続の表彰台で、宇野とともにGPファイナル出場を決めた。
3位はチャ・ジュンファン(韓国)で合計254.76点。友野一希(上野芝スケートクラブ)は合計251.83点で4位だった。
男子シングル最終結果
- 279.76点 宇野 昌磨
- 257.85点 山本 草太
- 254.76点 チャ・ジュンファン(韓国)
- 251.83点 友野 一希
- 250.45点 アダム・シャオイムファ(フランス)
- 240.76点 マッテオ・リッツォ(イタリア)
- 232.86点 ニカ・エガゼ(ジョージア)
- 221.02点 スティーブン・ゴゴレフ(カナダ)
- 212.31点 ガブリエレ・フランジパニ(イタリア)
- 202.69点 コンラッド・オーゼル(カナダ)
- 201.72点 マウリツィオ・ザンドロン(オーストリア)
- 185.05点 樋渡知樹(アメリカ合衆国)
■アイスダンス:“かなだい”は6位
前半リズムダンス(RD)で5位につけていた村元哉中/髙橋大輔(関西大学KFSC)は『オペラ座の怪人』の世界観を存分に披露。FDで全体7番目となる103.68点、合計178.78点で6位だった。RDで8位の小松原美里/小松原尊(コレト ティム|倉敷FSC)はFD9位の97.65点。合計では164.30点で9位だった。
優勝は合計210.41点のロランス・フルニエ・ボードリー/ニコライ・サアアンスン(カナダ)。アメリカ合衆国のマディソン・チョック/エバン・ベイツが合計209.13点、キャロライン・グリーン/マイケル・パーソンズが合計191.10点でそれぞれ2位、3位だった。
アイスダンス最終結果
- 210.41点 ロランス・フルニエ・ボードリー/ニコライ・サアアンスン(カナダ)
- 209.13点 マディソン・チョック/エバン・ベイツ(アメリカ合衆国)
- 191.10点 キャロライン・グリーン/マイケル・パーソンズ(アメリカ合衆国)
- 189.98点 アリソン・リード/サウリウス・アンブルレヴィチウス(リトアニア)
- 184.63点 エフゲニア・ロパレバ/ジェフリー・ブリソー(フランス)
- 178.78点 村元 哉中/髙橋 大輔
- 174.11点 シーユエ・ワン/シンユー・リウ(中国)
- 168.45点 ユカ・オリハラ/ユーホー・ピリネン(フィンランド)
- 164.30点 小松原 美里/小松原 尊(コレト ティム)
- 148.01点 カタリーナ・ウォルフコスティン/ジェフリー・チェン(アメリカ合衆国)
■放送予定・日程
※2022年11月14日時点の情報
【放送予定】
11月18日(金)第1日
- ペアSP 12:25〜(BS1)
- 女子SP 14:05〜(G)
- アイスダンスRD 16:10〜(BS1)
- 男子SP 19:00〜(BS1)/19:30〜(G)
11月19日(土)第2日
- ペアFS 12:00〜(BS1)
- 女子FP 13:50〜(G)
- アイスダンスFD 16:50〜(BS1)/18:05〜(G)
- 男子FS 19:30〜(G)
11月20日(日)第3日
- エキシビジョン 13:05〜(G)
■2022/2023日程
- 第1戦 スケートアメリカ 10月21日〜23日/アメリカ合衆国・ノーウッド
- 第2戦 スケートカナダ 10月28日〜30日/カナダ・ミシサガ
- 第3戦 フランス杯 11月4日〜6日/フランス・アンジェ
- 第4戦 MK John Wilsonトロフィー 11月11日〜13日/イギリス・シェフィールド
- 第5戦 NHK杯 11月18日〜20日/日本・札幌
- 第6戦 エスポー杯 11月25日〜27日/フィンランド・エスポー
- ファイナル 12月8日〜11日/イタリア・トリノ