【サッカー】天皇杯:J2ヴァンフォーレ甲府が4強進出…準決勝で鹿島アントラーズと対戦

天皇杯JFA第102回全日本サッカー選手権大会は9月8日に準々決勝を開催。ヴァンフォーレ甲府、京都サンガF.C.、鹿島アントラーズ、サンフレッチェ広島が4強に進んだ。台風により延期となっていたJ1第25節1試合では、横浜F・マリノスが湘南ベルマーレに勝利を収めている。

1 執筆者 渡辺文重
天皇杯サッカー/天皇杯
(時事通信)

天皇杯JFA(日本サッカー協会)第102回全日本サッカー選手権大会は9月8日、準々決勝の4試合を実施。日本プロサッカーリーグは同日、台風8号の影響で延期されていた明治安田生命J1リーグ第25節の1試合を行った。

■J2のヴァンフォーレ甲府が4強進出

天皇杯では、J2のヴァンフォーレ甲府と東京ヴェルディがベスト8に進出。甲府はベスト電器スタジアム(福岡県福岡市)でアビスパ福岡と、東京Vは味の素スタジアム(東京都調布市)で京都サンガF.C.と対戦した。
甲府は16分にFW三平和司のゴールで先制するも、27分に福岡MF森山公弥のゴールで失点。試合は1-1で延長戦を迎える。甲府は97分、MF鳥海芳樹が得点。甲府はJ1の福岡を破り、準決勝にコマを進めた。J1の京都は21分、53分にFWパウリーニョ(ブラジル)の得点でリードを奪う。東京Vは90分、DF谷口栄斗のゴールで1点差に詰め寄るも2点目は奪えず、1-2で敗退となった。

J1同士の対決となった鹿島アントラーズとヴィッセル神戸、サンフレッチェ広島とセレッソ大阪の試合は、鹿島とC大阪に軍配が上がった。準決勝は10月5日に開催。甲府は鹿島と、京都は広島と対戦する。

■横浜F・マリノス、6試合ぶりの白星

J1第25節では、横浜F・マリノスと湘南ベルマーレが対戦した。横浜FMはJリーグYBCルヴァンカップ、AFC(アジアサッカー連盟)チャンピオンズリーグを含めた公式戦5試合勝ちなし。対する湘南は3日に開催されたJ1第28節・川崎フロンターレ戦で勝利を収めており、「神奈川ダービー」連勝を狙う。

横浜FMは56分、FWアンデルソン・ロペス(ブラジル)のボール奪取から最後はMF西村拓真がゴール。リズムをつかんだ横浜FMは70分にアンデルソン・ロペス、89分にFWヤン・マテウス(ブラジル)が追加点。3-0で快勝を収めた。

横浜FMは26試合消化で勝点を52に伸ばして首位奪取。2位は28試合消化で勝点50の広島、3位は26試合消化で勝点49の川崎Fとなっている。27試合消化の湘南は勝点29で14位。

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