東京オリンピックは8月3日、陸上女子200m決勝が行われ、エレーン・トンプソンヘラ(29、ジャマイカ)が21秒53で金メダルを獲得した。銀メダルは**クリスティン・エムボマ(18、ナミビア)で、オリンピックにおける同国2人目のメダリストとなり、U-20の世界新記録となる21秒81を樹立。また、ガブリエル・トーマス**(24、アメリカ)は21秒87で銅メダルを獲得した。
200m決勝のわずか3日前、トンプソンヘラは100m決勝でオリンピック新記録を達成。2大会連続の2冠への期待が大きく膨らんだ。
200mの決勝では、史上2番目に速いタイムを記録し、圧倒的な強さを見せつけたが、ソウル1988オリンピックでフローレンス・ジョイナーが打ち立てた世界記録には、わずか0.19秒及ばなかった。
スプリントの女王トンプソンヘラはレース後、「また2つの金メダルを獲得でき、素晴らしい気分です。この1週間は大変でした。100mの決勝が終わってから、ずっと眠れませんでした」と語った。
「200mで勝つためには、全力を出し切らなければなりませんでした。自己ベストとジャマイカの記録を更新でき、すごく、すごく嬉しいです。この日を迎えられたことが驚きです。また2冠を達成できるなんて。信じられません」と喜びを表現した。