オリンピック2連覇中の羽生結弦が氷上に復帰し、負傷からの完全回復に向けてリハビリに取り組んでいる。
これはブライアン・オーサーコーチがOlympic Channelに語った最新情報。コーチはベラルーシのミンスクで開催中のヨーロッパフィギュアスケート選手権でインタビューに応じた。
オーサーコーチによると、羽生は3月に日本で行われる世界選手権での競技復帰に照準を合わせている。
「もちろん間に合うと確信している。彼は優勝候補であり、大会は日本で開かれる。だから万全の状態で出たいと本人は望んでいる」
―ブライアン・オーサー、Olympic Channelの取材で
モスクワでの事件
羽生は昨年11月にモスクワで行われたロステレコムカップグランプリで練習中に足首を負傷した。
そしてドクターストップを振り切り、ケガをした状態で滑りながらも優勝を果たした。
しかし代償も大きかった。24歳の羽生は12月のISUグランプリファイナルと全日本選手権への出場を見送ることになった。
ソチ2014と平昌2018の男子シングルで金メダルを手にしたが、同種のケガを負うのは2度目だ。
だからこそ羽生は復活の方法を知っていると、オーサーコーチはOlympic Channelに語っている。
「同種のケガに苦しんだ昨年と同様、彼は頭をよく使って回復に努めており、医師の言葉に耳を傾けながら適切な療法を進めている」。
「昨年と同様、頭をよく使って回復に努めている」とオーサーコーチは付け加えた。
日本での世界選手権
今年の世界選手権は3月に埼玉で開催される。
羽生にとって埼玉は思い出の地。日本で世界選手権が前回開かれた2014年、初の世界制覇に成功した。
「世界選手権に焦点を当てていく。彼は準備に必要なことを進めていく。頭をよく使って練習を続けていくことだろう」とオーサーコーチは述べた。
オーサーコーチは付け加えた。「時間がかかるが、彼は自分の身体を分かっている。現状で、どこまでやれるか確認しながらやっている」
「世界選手権での完全復活を確信している」
羽生結弦 / Yuzuru HANYU
2金