国際バスケットボール連盟(FIBA)が主催する5人制バスケットボールの「FIBA女子アジアカップ2023(英名:FIBA Women's Asia Cup 2023)」が、オーストラリア・シドニーにて、6月26日から7月2日までの7日間にわたって開催され、大会最終日(2日)には決勝および3位決定戦が行われた。
■日本、中国に連覇を阻まれる
大会5連覇中の日本は、グループステージで3連勝を飾り、グループ首位通過で決勝トーナメントに進出。ノックアウト方式に変わる決勝トーナメントの準決勝では、プレーオフを勝ち上がったニュージーランドを大差で下して、前人未到の6連覇がかかったファイナルステージへと駒を進めた。FIBA世界ランキング9位の日本の決勝の相手は、ランキングで格上の相手となる中華人民共和国(同2位)だ。
第1、第2クォーターの前半は、日本の9点リードで終え、アジア王者の強さを見せつけるも、後半に入ると中国チームが猛追。第3クォーター終了時点で、3点差にまで詰め寄られ、最終の第4クォーターでは、試合終了まで5分を過ぎたところで中国に逆転を許してしまう。終了2分を切った最終局面では、粘りのプレーで日本が同点に並ぶも、中国の高さに阻まれ、勝ち越しのポイントを決められずに、試合終了のホイッスル。最終的に71−73の僅差で中国に敗れ、日本は準優勝となり、大会6連覇とはならなかった。
3位決定戦では、開催国のオーストラリアがニュージーランドを81−59で下し、銅メダルに輝いている。
また、今大会で上位4チームとなった中国、日本、オーストラリア、ニュージーランドは、開幕までおよそ1年と迫るパリ2024オリンピック世界最終予選(OQT)の出場権を獲得した。OQTは、2024年2月に4地区制で開催され、各トーナメント上位3チームが来夏のオリンピック出場のチケットを手にすることができる。
■AKATSUKI JAPANメンバー
※年齢・所属は2023年6月9日現在
※自由契約選手リストに公示されている選手は引退、他チームへ移籍、自チームへ残留が確定していないため、22-23シーズン所属チーム
※既に退団が確定しており、新チームが確定していない選手については「公益財団法人日本バスケットボール協会」所属
※ポジション:PG-ポイントガード、SG-シューティングガード、SF-スモールフォワード、PF-パワーフォワード、C-センター