2023年最初のBWF(国際バドミントン連盟)ワールドツアーとなるマレーシアオープン(The HSBC BWF World Tour Super1000 PETRONAS MALAYSIA OPEN 2023)が1月10日から15日にかけ、首都クアラルンプールのアクシアタアリーナで開催。大会レベルは「Super1000」となっている。
パリ2024での活躍を目指すバードジャパン(バドミントン日本代表)にとって、2023年初戦。ここでは12日に行われたシングルスの結果を紹介する。
BWFツアー公式:PETRONAS Malaysia Open 2023
試合速報:PETRONAS Malaysia Open 2023 | Tournamentsoftware.com
放送予定:バドミントン・マレーシアオープン2023┃放送予定一覧!テレビ・ネット中継・ライブ配信
■山口茜、奈良岡功大らが準々決勝へ
女子シングルスは山口茜と大堀彩が2回戦に登場。第1シードの山口はブサナン・オングブンルングパン(タイ)と対戦した。試合は21-15、21-15のストレートで山口が勝利し、準々決勝に進んだ。
大堀はミア・ブリクフェルト(デンマーク)と対戦した。第1ゲームは17-21で落としたものの、第2ゲームは21-19で取り返しファイナルゲームへ。しかし14-21で逆転はならず、1時間超えの熱戦を落とした。準々決勝では山口とブリクフェルトが対戦する。
男子シングルスは西本拳太と常山幹太がシード選手を撃破。西本は第5シードのジョナタン・クリスティ(インドネシア)、常山は第4シードのチョウ・ティエンチェン(チャイニーズ・タイペイ)をストレートで破った。奈良岡功大もウン・ツェ・ヨン(マレーシア)を下して準々決勝に進んでいる。
準々決勝では西本がTokyo2020金メダリストで第1シードのビクトル・アクセルセン(デンマーク)と対戦する。常山は第6シードのアンソニー・シニスカ・ギンティング(インドネシア)、奈良岡はH.S.プラノイと準決勝進出を懸けて戦う。
■試合日程・放送予定(日本時間)
- 試合会場:アクシアタアリーナ(マレーシア・クアラルンプール)
- 試合速報:PETRONAS Malaysia Open 2023 | Tournamentsoftware.com
1月10日(火)11:00- 1回戦
1月11日(水)11:00- 1回戦
1月12日(木)11:00- 2回戦
1月13日(金)10:00- 準々決勝
1月14日(土)14:00- 準決勝
1月15日(日)12:00- 決勝
※日本とマレーシアの時差は1時間
【放送予定】
※桃田賢斗(NTT東日本)、緑川大輝(早稲田大学4年)、齋藤 夏(ACT SAIKYO)は17日開幕のインドOP、渡邉航貴(BIPROGY)は24日開幕のインドネシアマスターズから参加予定。松本麻佑/永原和可那(北都銀行)は、永原の負傷により3大会とも欠場する。
※日本バドミントン協会(NBA)は1月9日、志田千陽/松山奈未(再春館製薬所)の欠場を発表。松山がインフルエンザに感染したためとしている。
■見どころ
パリ2024出場権獲得に向け、2023年が重要な年となることは間違いない。そのためバードジャパン(日本代表)にとって2023年最初の大会、マレーシアOP(The HSBC BWF World Tour Super1000 PETRONAS MALAYSIA OPEN 2023)は、今後を占う試金石となる。
出場権獲得に影響する「パリ・ランキングリスト」は5月1日以降の大会が対象となるが、選手個人にとってはオリンピックに出場する日本代表になれるか。代表選考、メンバー入りを争う上で、大会グレード「Super1000」の成績は、無視できない。1つの国内オリンピック委員会に与えられる出場枠は1種目最大で「2」。海外だけでなく、国内のライバルよりも良い成績を残せるかも重要になる。