BWF(世界バドミントン連盟)統括のワールドツアーのひとつである「ダイハツ・ヨネックスジャパンオープン2022(ジャパンOP)」が、8月30日に丸善インテックアリーナ大阪(大阪市港区)にて大会初日を迎え、男女のシングルスとダブルス、また混合ダブルスの合計5種目の1回戦(ラウンド1)が行われた。
■女子ダブルス
大会初日より、日本人同士の対戦が繰り広げられた。8月28日に東京体育館にて閉幕したばかりの世界バドミントン世界選手権で、銅メダルを獲得した「ナガマツペア」こと、永原和可那/松本麻佑が対戦したのは、同じ日本代表の「ナカイワペア」こと、中西貴映/岩永鈴のふたりだ。
第1ゲーム序盤から、ナガマツのふたりが主導権を握り、最大9点差のリードで引き離す。後半には、ナカイワペアも連続スコアで追いかけるも、世界バドミントン銅メダルのペアが逃げ切って、21−14で最初のゲームを奪う。つづく第2ゲームでは、先制点こそ許したものの、再びナガマツペアが大きくリードし、最終的に21−11の大差で快勝。永原/松本がストレート勝ちで、日本人対決の初戦を制した。
試合終了後コメント
松本麻佑
「(試合を振り返って)1回戦から、同国対決したくないっていう気持ちが一番。必ずどっちかは敗退してしまうので」
「負けられない戦いだったので、今日は本当に気合を入れて、自分たちの力を試合の中でしっかり出すことができたなっていう印象です」
「(前週の世界選手権で)自分たちのパフォーマンスが悪くない中で勝てなかったっていう、すごい悔しい負け方をして、高い壁にぶち当たったなって」
「上がいるっていうことに、今はすごくワクワクしているので、そこを超えるように挑んでいけたらと思ってます」
永原和可那
「(試合を振り返って)世界選手権の時から、攻撃の形が良くなってきていて、それをしっかり出していければ、強気で相手を押していけると思っていた」
「今回、レシーブからすぐに攻めに切り替えて、縦の形になるように心がけてプレーしました」
「(ナカイワペアは)ラリーになると強い。相手の得意なパターンにならないように、自分たちが最初に仕掛けるような展開を心がけました」
「(世界選手権からの国内連戦について)いつもであれば、飛行機の移動だったりとかで疲労があるんですけど、今回は近いので、そこまで移動の疲労が溜まるっていうのはなく、(コンディションも)すごく良い。全部日本で試合やってほしいです(笑)」
■男子ダブルス
この日の男子ダブルス1回戦では、「タケマツペア」こと、竹内義憲/松居圭一郎が、ベン・レイン/シーン・ベンディー(イングランド)と対戦し、ゲームカウント1−2(14−21、21−17、13−21)で黒星となり、2回戦進出とはならなかった。
■日本代表選手
※2022年8月25日 日本バドミントン協会 発表
男子(13名)
- 桃田賢斗(東日本電信電話株式会社社員)
- 常山幹太(トナミ運輸株式会社社員)
- 西本拳太(株式会社ジェイテクト社員)
- 奈良岡功大(IMG)
- 保木卓朗(トナミ運輸株式会社社員)
- 小林優吾(トナミ運輸株式会社社員)
- 古賀輝(東日本電信電話株式会社社員)
- 齋藤太一(東日本電信電話株式会社社員)
- 竹内義憲(株式会社日立情報通信エンジニアリング社員)
- 松居圭一郎(株式会社日立情報通信エンジニアリング社員)
- 渡辺勇大(BIPROGY株式会社所属)
- 金子祐樹(BIPROGY株式会社社員)
- 山下恭平(東日本電信電話株式会社社員)
女子(14名)
- 山口茜(株式会社再春館製薬所社員)
- 奥原希望(太陽ホールディングス株式会社所属)
- 髙橋沙也加(BIPROGY株式会社社員)
- 大堀彩(トナミ運輸株式会社社員)
- 川上紗恵奈(株式会社北都銀行社員)
- 永原和可那(株式会社北都銀行社員)
- 松本麻佑(株式会社北都銀行社員)
- 志田千陽(株式会社再春館製薬所社員)
- 松山奈未(株式会社再春館製薬所社員)
- 中西貴映(BIPROGY株式会社社員)
- 岩永鈴(BIPROGY株式会社社員)
- 東野有紗(BIPROGY株式会社社員)
- 松友美佐紀(BIPROGY株式会社社員)
- 篠谷菜留(東日本電信電話株式会社社員)