東京マラソン2021(東京都庁~東京駅前・行幸通り)が3月6日に開催される。男女の世界記録保持者であるエリウド・キプチョゲ、ブリジット・コスゲイ(ともにケニア)ほか、男子日本記録保持者の鈴木健吾(富士通)、Tokyo2020女子日本代表の一山麻緒(ワコール)らが出場する。ここでは東京マラソン2021の放送予定を紹介する。
■東京マラソン2021競技スケジュール
- 9:05 車いすマラソン・車いす10キロ(10.7キロ)スタート
- 9:10 マラソン・10キロ(10.7キロ)ウェーブスタート
- 11:10 10キロ(10.7キロ)競技終了
- 16:10 マラソン競技終了
■放送予定
地上波:日本テレビ系全国ネット
BS/CS:日テレジータス
ネット:Hulu
■東京マラソン2021の見どころ
東京マラソン2021は当初2021年3月7日に開催を予定していたものの、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大などの影響により、同年10月17日に延期。その後、2022年3月6日に再延期となっていた。これに伴い、2022年に開催を予定していた「東京マラソン2022」は中止となっている。
東京マラソン2021はジャパンマラソンチャンピオンシップ(JMC)シリーズ、オレゴン2022世界陸上競技選手権大会マラソン日本代表選手選考競技会、杭州2022アジア競技大会マラソン日本代表選手選考競技会、マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)チャレンジ、アボット・ワールドマラソンメジャーズ シリーズXIVを兼ねており、日本のトップランナーはもちろん、海外からも有力選手が参加する。
海外招待選手の中で最も注目されるのは男女の世界記録保持者、エリウド・キプチョゲとブリジット・コスゲイ(ともにケニア)だ。キプチョゲはリオデジャネイロ2016、Tokyo2020とオリンピック男子マラソンで2連覇を達成。自己ベストは2018年のベルリンマラソンで記録した2時間1分39秒となっている。男子の海外招待選手はキプチョゲを含め、7選手までが2時間5分以内の自己ベストを保持。日本記録(2時間4分56秒)保持者の鈴木健吾(富士通)を含め、ハイレベルな争いが期待される。
女子は2019年のシカゴマラソンで2時間14分04秒を記録したTokyo2020銀メダリスト・コスゲイのほか、東京マラソン2019で2位に輝いたヘレン・ベケレ(エチオピア)ら7選手を海外から招待している。日本からはTokyo2020女子マラソン8位の一山麻緒(ワコール)が出場。また東京マラソン2007優勝の新谷仁美(積水化学)が、久々のマラソン出場を果たす。
■JMCシリーズ
JAAFは公認マラソン大会の体系化、および選手強化や日本のマラソン全体の活性化を目的とし、2021年にジャパンマラソンチャンピオンシップ(JMC)シリーズを創設。1つの年度を「期」、2期分を「シリーズ」として、選手は2年間のシリーズ総合成績を争う。シリーズ総合成績は、日本選手権の順位決定や日本代表の選考などに用いられる。
JMCシリーズに加盟する大会は、大会の水準などによってグレード分けされる。最上位はグレードS(GS)、以下グレード1(G1)、グレード2(G2)、グレード3(G3)。東京マラソン2021はG1となる。
JMCシリーズ(JAAF公式HP)
■MGCチャレンジ
日本陸上連盟(JAAF)はTokyo2020に続き、パリ2024においても、マラソン日本代表選考会として2023年秋にMGCを開催することを発表した。東京マラソン2021は、MGC出場をかけたMGCチャレンジ指定大会として実施。パリ2024日本代表に向けた戦いとしても注目される。
MGCチャレンジ指定大会・MGC進出条件について/MGC公式サイト(JAAF公式HP)