世界野球ソフトボール連盟(WBSC)が主催し、18歳以下の選手で争われる「第30回 WBSC U18ベースボールワールドカップ」がアメリカ合衆国フロリダ州において開催されており、現地時間9月12日に大会4日目を迎えた。この日は、出場12チームによるオープニングラウンド(予選)の第4戦が行われ、オーストラリア(AUS)と顔を合わせた日本は、10−0の大差で開幕4連勝を収めた。
■第4戦 vs AUS
U18の侍ジャパンのオープンニングラウンド4戦目の相手は、オーストラリア。天候不順の影響で、試合は1時間遅れで始まった。
先発登板となった生盛亜勇太は、初回表で2アウトの一、三塁というピンチの場面が訪れるも、後続バッターを空振り三振に仕留め、無失点で切り抜ける。そして、この回の裏の攻撃で、第2戦のメキシコ戦でホームランを打ち上げた浅野翔吾がヒットを放ってチームを活気づけ、一気に3点を奪う。つづく2回裏では、7点の大量得点を重ね、さらに相手チームを突き放す。3回に登板した吉村優聖歩が三者凡退でオーストラリア打線を封じ込め、また4回と5回にマウンドに立った川原嗣貴も無失点に抑える。大会規定により、第5イニング以降10点以上の差がついた場合、その時点で試合終了となることから、10−0のコールド勝ちとなり、日本が開幕4連勝を飾った。
オープニングラウンド4連勝のU18侍ジャパンは、現時点で勝ち点4となり、グループBの首位に立っている。明日(現地時間9月13日)の最終戦では、グループ2位のチャイニーズ・タイペイ(勝ち点3)と対戦する予定だ。
スーパーラウンド(現地時間15日開始)と呼ばれる今大会の決勝ラウンドには、各グループの上位3チーム、合計6チームが進出できる。日本は最終戦の勝敗に関わらず、すでにスーパーラウンド進出を決めている。
■日程・放送予定
【日程】
※現地時間で紹介(日本との時差は、-13時間)
オープニングラウンド
- 第1戦 9月9日 vs イタリア 6−0
- 第2戦 9月10日 vs メキシコ 4−1
- 第3戦 9月11日 vs パナマ 5−4
- 第4戦 9月12日 vs オーストラリア 10−0
- 第5戦 9月13日 vs チャイニーズ・タイペイ
スーパーラウンド
9月15日〜17日
決勝・3位決定戦
9月18日
【放送予定】
- BS/CS:J SPORTS 1
- ネット:J SPORTS オンデマンド、スポーツブル
※2022年9月12日時点の情報
U18ワールドカップ 出場チーム
グループA
- アメリカ合衆国
- 大韓民国
- オランダ
- カナダ
- ブラジル
- 南アフリカ共和国
グループB
- 日本
- チャイニーズ・タイペイ
- メキシコ
- オーストラリア
- パナマ
- イタリア
U18日本代表選手
※2022年9月2日付
投手
- 森本哲星
- 山田陽翔
- 川原嗣貴
- 香西一希
- 宮原明弥
- 生盛亜勇太
- 吉村優聖歩
捕手
- 渡部海
- 松尾汐恩
- 野田海人
内野手
- 赤堀颯
- 藤森康淳
- 伊藤櫂人
- 光弘帆高
- 内海優太
- 鈴木斗偉
外野手
- 安田淳平
- 海老根優大
- 浅野翔吾
- 黒田義信