USインターナショナル・フィギュアスケート・クラシックが現地時間9月13日、アメリカ合衆国ニューヨーク州レイク・プラシッドで開幕した。14日までに男子シングルのショートプログラム(SP)とフリースケーティング(FS)、ペアのSPとFS、女子シングルのSP、アイスダンスのリズムダンス(RD)を終えている。
■イリア・マリニンが4回転アクセル成功
男子シングルのFSで、イリア・マリニン(米国)が4回転アクセル(4A、クワッドアクセル)を世界で初めて成功させた。
マリニンは13日のSPで71.84点をマーク。6位で14日のFSを迎えた。FSの冒頭、最初のジャンプで大技に挑むと、転倒や回転不足もなくきれいに着氷。GOE(出来栄え点)で1.00点の加点も獲得した。その後も複数の4回転ジャンプなども決め、185.44点を記録。SPとの合計で257.28点とし、逆転で優勝を飾った。
4回転アクセルは羽生結弦氏が北京2022のFSで挑戦。転倒となったものの、ISU(国際スケート連盟)公認大会で初めて認定されていた。
■河辺愛菜が2位スタート
女子シングルは14日にSPを実施。日本から唯一、この種目に出場している河辺愛菜(中京大中京高校)は62.68点をマークし、2位につけた。首位は63.19点のユ・ヨン(韓国)。
アイスダンスの前半RDでは、倉敷FSC所属の小松原美里/小松原尊(コレト ティム)が60.38点で7位。ライラ・フィアー/ルイス・ギブソン(イギリス)が77.22点で首位につけている。
ペアは14日までに後半FSを終え、レベッカ・ギラルディ/フィリッポ・アンブロジーニ(イタリア)が189.22点で優勝した。なお、日本人はこの種目に出場していない。
女子シングル、アイスダンスの後半は大会最終日の15日に行われる。