【10/26(土)】箱根駅伝2020予選会の放送予定|新春の大舞台の出場権をつかむ大学は?
学生三大駅伝のひとつにして、日本のお正月の風物詩ともいえる「箱根駅伝」に向けた予選会が10月26日(土)に行われる。予選通過10校に対して、参加大学は前大会でシード権を逃した43校。各校の総合力が問われる激しい出場権を懸けた狭き関門を突破するチームは……? ここでは、箱根駅伝2020予選会の放送予定を紹介する。
箱根駅伝2020予選会:日程
10月26日(土):9時35分:競技スタート
箱根駅伝2020予選会:放送予定
予選会の模様はスタートから日本テレビ系列(地上波)で生中継される。また、CS放送の「日テレジータス(G+)」では11月3日と9日(再放送)に、特別編を放送する。
<地上波>
- 10月26日(土):9:25~11:25(生中継)
<CS>
- 11月 3日(日):20:00~22:30
- 11月 9日(土):13:00~15:30
箱根駅伝2020予選会について
第96回東京箱根間往復大学駅伝競走予選会は、2020年新春に開催される「箱根駅伝」に出場する大学を決める大会である。箱根駅伝2020本戦では、2019年大会(第95回)でシード権を得た10大学と、予選会を勝ち抜いた10大学、そして関東学生連合チーム(学連選抜)の11チームが出走する。
箱根駅伝2020予選会は、ハーフマラソンで行われる。各大学10~12名が出場(エントリーは14名まで)。各大学の上位10名の合計タイムにより、順位が決定する。順位決定方法は以下の通り。
- 競技成績での上位10名の合計タイムが少ない大学を上位とする。
- 同タイムの場合には上位10 名の合計順位が少ない大学を上位とする。
- それでも順位が決定しない場合には、各校最上位競技者の順位が上位の大学を上位とする。
関東学生連合チームは、予選敗退となった大学の中から、個人成績上位者を中心に編成される。
箱根駅伝2020予選会:アクセス
予選会は東京の陸上自衛隊・立川駐屯地でスタートする。立川の市街地を通過し、国営昭和記念公園でフィニッシュを迎える。その模様は陸上自衛隊駐屯地内や昭和記念公園内、そして沿道で観戦することもできる。
スタート地点の立川駐屯地へのアクセス
- JR「立川駅」北口徒歩20分
- モノレール「立川北駅」徒歩20分
- 立川バス「立川警察署」徒歩2分
昭和記念公園へのアクセス
- JR「西立川駅」徒歩23分
現地観戦にあっては以下のルールがあることに注意して欲しい。
箱根駅伝2020予選会の見どころ:駅伝とは違うハーフマラソン形式のレースに注目
予選会は通常の区間で襷(たすき)をつなぐ“駅伝”とは異なり、全員が同じ発着地を走るハーフマラソン(21.0975km)形式で争われることが大きなポイントだ。そのため予選会に合わせた総合的な走力が各自に要求される。
予選会1位突破の筆頭候補は13年ぶりにシード権を失った早稲田大学。また、箱根駅伝・通算10回の優勝経験を持つ日本体育大学も山口和也を中心としたグループで本戦出場権獲得を狙う。ほかにも、1万メートル資格記録最速を誇るレダマ・キサイサが所属する桜美林大学や、伊藤達彦ら実力派の4年生勢を擁する東京国際大学などの新興勢力も力を付けてきており、激しい予選争いが予想される。
箱根駅伝2020予選会出場校
- 中央大学
- 早稲田大学
- 日本体育大学
- 日本大学
- 東京国際大学
- 神奈川大学
- 明治大学
- 国士舘大学
- 大東文化大学
- 城西大学
- 山梨学院大学
- 上武大学
- 麗澤大学
- 亜細亜大学
- 専修大学
- 創価大学
- 東京農業大学
- 筑波大学
- 駿河台大学
- 日本薬科大学
- 明治学院大学
- 桜美林大学
- 流通経済大学
- 関東学院大学
- 武蔵野学院大学
- 平成国際大学
- 慶應義塾大学
- 東京経済大学
- 立教大学
- 東京大学
- 東京理科大学
- 帝京平成大学
- 学習院大学
- 一橋大学
- 高崎経済大学
- 東京工業大学
- 防衛大学校
- 芝浦工業大学
- 育英大学
- 東京工業大学大学院
- 東京学芸大学
- 上智大学
- 東京大学大学院
箱根駅伝2020予選会の注目選手
※時間は1万メートル資格記録
太田智樹(早稲田大学4年)28分56秒32
浜松日体高校(静岡県)出身。瀬古利彦や大迫傑らを輩出した早大のキャプテンを担う。13年ぶりにシード権を失った前回大会は「花の2区」を任されるも、故障明けで本来の力を発揮できず、区間記録21位に終わった。再び箱根の舞台に立ち、雪辱となるか。
伊藤達彦(東京国際大学4年)28分58秒58
浜松商業高校(静岡県)出身。7月にイタリア・ナポリで開催された第30回夏季ユニバーシアードの男子ハーフマラソンで銅メダルを獲得した。このレースでは日本勢が表彰台を独占し、金は相沢晃(東洋大学4年)、銀は中村大聖(駒澤大学4年)だった。新春の大舞台で、ライバルたちとの再戦を目指す。
レダマ・キサイサ(桜美林大学4年)27分43秒52
テンデレ高校(ケニア)出身。9月に岐阜で行われた第88回日本学生陸上競技対校選手権(日本インカレ)の男子1万メートル走では、出雲駅伝2019(第31回出雲全日本大学選抜駅伝競走)で快走を見せた土方英和 (國學院大學4年)らを上回り優勝した。1万メートル資格記録では、予選会出場選手の中で最速となっており、チームを初の箱根駅伝本戦に導くことができるか期待がかかる。
阿部弘輝(明治大学4年)27分56秒45
学法石川高校(福島県)出身。「名門」明大の主将を務め、今大会に臨む。今シーズンはアジア選手権で6位入賞、夏季ユニバーシアードの男子1万メートル決勝で銀メダルを獲得するなど大舞台で活躍してきた。近年、好成績を残せていない明大にとって阿部の活躍は不可欠だ。