プロ野球・読売ジャイアンツは5月14日、「WITH FANS」プロジェクトの一環として、菅野智之ら投手35選手の直筆サイン入りTシャツをオークションサイト「ヤフオク」に出品すると発表した。売上金は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策として、東京都の医療機関などへ送られる。
巨人によると、同オークションはオークションサイト「ヤフオク」で5月14日正午から開始され、5月18日23時に終了予定。オークションの売上金は、読売新聞社と社会福祉法人「読売光と愛の事業団」が設けた「東京コロナ医療支援基金」を通じて、新型コロナウイルス感染症対策を行う東京都内の医療機関へ送られ、マスクなど医療用資機材の調達や医療従事者の増員の費用などに充てられる。今回行われる第1弾では、菅野智之ら投手35選手の直筆サイン入りTシャツが出品される。巨人は今後、投手陣以外の選手のサイン入りTシャツも出品する。
巨人はこれまで新型コロナウイルス対策として、東京都の医療現場を支援するための基金、「東京コロナ医療支援基金」を立ち上げたほか、原辰徳監督、阿部慎之助二軍監督、坂本勇人、丸佳浩、菅野智之、岩隈久志がそれぞれ1000万円ずつ東京都の医療現場に寄付を行っている。
出品する35人の投手陣(背番号順)
- No.12 デラロサ
- No.13 戸郷翔征
- No.15 澤村拓一
- No.17 大竹寛
- No.18 菅野智之
- No.20 サンチェス
- No.21 岩隈久志
- No.23 野上亮磨
- No.26 高橋優貴
- No.28 田口麗斗
- No.30 鍵谷陽平
- No.31 畠世周
- No.32 堀田賢慎
- No.33 太田龍
- No.35 桜井俊貴
- No.40 古川侑利
- No.41 中川皓太
- No.42 メルセデス
- No.45 今村信貴
- No.46 鍬原拓也
- No.47 藤岡貴裕
- No.49 ビエイラ
- No.50 戸根千明
- No.53 高田萌生
- No.54 直江大輔
- No.57 高木京介
- No.58 宮國椋丞
- No.62 横川凱
- No.63 田原誠次
- No.64 大江竜聖
- No.68 池田駿
- No.91 井上温大
- No.95 堀岡隼人
- No.96 ディプラン
- No.016 沼田翔平
東京コロナ医療支援基金
募金受付は25日から開始され、原則1口1万円でクレジットカード決済やインターネットバンキングによる寄付も受け付ける。集まった基金は、東京都内の医療機関等に全額寄付し、医療用マスクや防護服、人工呼吸器など不足する医療用資機材の調達や医療従事者の増員費用などに充てられる。
詳細は、**読売光と愛の事業団ホームページ**を確認。
「WITH FANS」プロジェクト
新型コロナウイルス感染症拡大により世界中が厳しい状況のなか、野球を通じてファンに寄り添い、共にこの状況を乗り越えたいという思いを込め、巨人が立ち上げたプロジェクト。“WITH FANS“の言葉には「ファンと共に球春到来を迎えたい」という原辰徳監督の力強いメッセージが込められている。このプロジェクトでは、映像展開や今回のオークションなどの企画が行われている。
また、今回出品される「WITH FANS」Tシャツは、同プロジェクトの一環として作られたもの。デザインには前述の原監督のメッセージのほか、菅野智之投手の「開幕戦で最高のパフォーマンスを出せるように一日一日ベストを尽くす」という思いが込められ、“WITH FANS“の文字には満員で埋め尽くされた球場のスタンドが描かれている。