福島千里、全日本実業団で約5カ月ぶり復帰…決勝進出を逃すも「東京五輪をターゲットに」

福島千里が5カ月ぶり復帰も100mで早期敗退

陸上、全日本実業団対抗選手権の2日目が21日、大阪のヤンマースタジアム長居で行われた。

女子100メートル予選では、日本記録保持者の福島千里(セイコー)が登場。両アキレス腱の負傷により約5カ月ぶりの復帰となったが、12秒25で3組5着に終わり、決勝進出を逃している。

2010年に自身がマークした日本記録、11秒21には1秒近く及ばない結果にも本人は「スタートラインに立てたことを嬉しく思っています。支えてくれる人がたくさんいるので、もっと良い形で復帰できれば良かったけど、凡人なので……」と復帰について語った。

自己ベストからは程遠い実戦復帰となったが「2020年の東京をターゲットに全てがつながっている。日本選手権での選考も、ルールに従って乗り越えていくだけ」と続け、改めて東京五輪を照準に定めていると強調した。

これまで、日本短距離界のエースとして2008年の北京大会から3大会連続でオリンピックの代表を務めてきた福島。果たして32歳で迎える2020年の東京五輪で、4大会連続出場は果たせるのか。

日本選手権女子100mを8度制した、かつてのスプリント女王の完全復活が待たれるところだ。

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