3日、柔道の講道館杯全日本体重別選手権の第1日が、千葉ポートアリーナで行われた。
2019年、東京で行われる世界選手権の代表第1次選考会も兼ねている講道館杯。大会の第1日目が終わり、男子は60kg〜81kg級までの4階級。女子は70kg〜78kg超級のまでの3階級、男女合計7階級の結果が出そろった。
各階級の優勝者は以下のとおり。
男子60kg級/優勝:大島優磨(旭化成)
男子60kg級決勝では大島優磨(旭化成)が横四方固めで志々目徹(了寺学園職)から一本勝ちを収め初優勝。同大会では過去2年間、いずれも3位に終わっていたため、悲願の初優勝となった。
男子66kg級/優勝:藤阪太郎(大阪府警察)
この階級では藤阪太郎(大阪府警察)が大会初優勝。2015〜17年まで3大会連続で3位に終わっていたため、60kg級王者の大島優磨と同様に念願の初戴冠となった。
男子73kg級/優勝:立川新(東海大)
世界選手権の混合団体優勝メンバーでもある20歳の立川新(東海大)が講道館杯3連覇を達成。決勝ではロンドン、リオと2大会連続で銅メダルを獲得した海老沼匡(パーク24)から、払巻込で一本勝ちを収めている。
男子81kg級/優勝:小原拳哉(パーク24)
講道館杯では過去に2位1回、3位4回と頂点まで一歩届かなかった小原拳哉(パーク24)が初優勝。決勝では佐藤正大(自衛隊体育学校)を技ありで破っている。
女子70kg級/優勝:田中志歩(環太平洋大)
今年行われたジャカルタ・アジア大会混合団体優勝メンバーの田中志歩(環太平洋大)が初の頂点に。決勝では朝飛七海(桐蔭横浜大)から大内返で一本を奪った。
女子78kg級/優勝:梅木真美(ALSOK)
決勝ではリオデジャネイロ五輪代表の梅木真美(ALSOK)が泉真生(山梨学院大)から小外掛で一本勝ちを収め、4年ぶり2度目となる大会制覇を成し遂げている。
女子78kg超級/優勝:秋場麻優(環太平洋大)
秋場麻優vs井上あかり(ともに環太平洋大)の同校対決となった決勝は、一本勝ちで一年後輩の秋場に軍配。昨年の同大会覇者、井上は惜しくも連覇を逃している。