柔道ロンドン五輪金メダル松本薫さんのオリンピック名場面を振り返る

ロンドン五輪では日本選手団金メダル第1号に輝いた

先日、所属先から引退が発表されたロンドン五輪女子柔道57kg級金メダリストの松本薫さんが7日、引退会見を行った。

松本さんは2012年ロンドン五輪に世界ランク1位として初出場。コリナ・カプリイオリウ(ルーマニア)と対戦した決勝戦では、5分間の試合時間で決着がつかず、ゴールデンタイムに突入。相手のカプリイオリウが松本の軸足を内側から掛ける反則技を犯したことで勝利が決まり、ロンドン五輪における日本選手団の金メダル第1号。柔道ではこれが男女通じて唯一の金メダルとなった。

連覇を期して臨んだリオ五輪では、準決勝で当時の世界ランク1位ドルジスレン・スミヤ(モンゴル)に試合開始早々の背負い投げで敗れ、2大会連続金メダルの夢は潰えてしまった。しかし、3位決定戦でレン・チンレイ(台湾)を下し、銅メダルを獲得した。

2017年7月には女児を出産。世界選手権の代表第1次選考を兼ねて行われた2018年11月の講道館杯では1回戦で敗退し、東京五輪出場が難しくなったことで現役引退の可能性を示唆していた。

もっと見る