イングランドのウォーバーン・ゴルフクラブ(6585yd/パー72)で行われていたゴルフ海外女子メジャーの全英女子オープンも、4日目の最終日を迎えた。2位に2打差の首位でスタートした渋野日向子が、通算18アンダーで逃げ切って初出場、初優勝を達成した。日本勢のメジャー優勝は、樋口久子の1977年「全米女子プロ」制覇以来、42年ぶり。
「前半はナーバスでしたが、後半はマシになりました。18番では泣きそうになりましたが、涙が出て来ませんでした」と現地BBCに本人のインタビューが引用されたように、3番ホールでダブルボギーを叩くなど、2バーディ、3ボギーの1オーバーで前半は苦しんだ。後半は大きく巻き返し、5バーディ、0ボギーの「68」で、この日「65」の猛追を見せた米国のリゼット・サラスを1打差でかわした。
BBCは、「渋野は、伝染する笑顔で沢山のファンを獲得した。この笑顔は、3番ホールのダブルホールの後でも消えることはなかった」と渋野のプレーぶりを讃えた。
2位は、この日8バーディ、1ボギーの「65」で通算17アンダーと追い上げを見せた米国のリゼット・サラス。韓国のコ・ジンヨンが通算16アンダーで3位に入った。
最終日に「68」で、通算6アンダーとした上原彩子は、37位から21位に大きく順位を上げた。ベテランの横峯さくらは、この日「73」の通算5アンダーで24位まで順位を下げた。勝みなみは「71」の通算3アンダーで35位。上田桃子は、「72」でホールアウト。通算イーブンパーで51位。安田祐香は、最終日に大きく崩れた。10番のダブルボギーを含む「77」で、通算2オーバーの59位まで大きく順位を落とした。