女子ゴルフ世界ランキング(Rolexポイントランキング)が11月11日付で更新。国内で開催された全米女子プロゴルフ協会公式戦「TOTOジャパンクラシック」を制した鈴木愛が順位を5つ上げ、19位に浮上した。一方、日本人2番手の渋野日向子は順位を2つ下げて15位となっている。
Tokyo2020(東京オリンピック)におけるゴルフ競技出場資格の条件は以下の通り。男女ともに60選手が出場する。
- 男子は2020年6月23日時点、女子は2020年6月30日時点のオリンピックゴルフランキング上位15位までの選手で各国最大4名まで
- 16位以下については、1カ国2名(15位以内の有資格者も含む)を上限
- 5大陸(アフリカ、アメリカ、アジア、ヨーロッパ、オセアニア)ごとに、1人も出場資格を有するアスリートがいない場合は、男女ともに最低1つの出場枠を保証
- 大会開催国から1人も出場資格を有するアスリートがいない場合は、男女とも1つの出場枠を保証
女子のオリンピックゴルフランキングは、Rolexポイントランキングを基に算出される。現状であれば、日本人最上位の4位・畑岡奈紗と渋野が東京五輪出場となるが、今後、東京五輪出場権が移動する可能性もある。
Rolexポイントランキングのトップ3に変動はなく、1位はコ・ジンヨン(韓国)、2位はパク・ソンヒョン(韓国)、3位はネリー・コルダ(アメリカ合衆国)。そのほかの日本女子ゴルファーのRolexポイントランキングは、稲見萌寧が前週より2つ上げて59位、上田桃子が3つ下げて61位、比嘉真美子が2つ落として62位、河本結が1つ下げて65位となっている。
また「樋口久子 三菱電機レディスゴルフトーナメント」「TOTOジャパンクラシック」と2週連続で優勝を飾った鈴木に対し、渋野は「樋口久子 三菱電機レディスゴルフトーナメント」不参加、「TOTOジャパンクラシック」は13位タイと奮わず。この結果、LPGA(日本女子プロゴルフ協会)年間獲得賞金ランキングでは、鈴木が渋野を抜き、2位に浮上している。(同1位は申ジエ)
次のLPGAツアーは11月15日開幕の第37戦「第35回伊藤園レディスゴルフトーナメント」で、畑岡を除く日本人上位選手が出場を予定している。