日本プロゴルフ協会(PGA)は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大の影響で、7月2日から5日に予定されていた国内男子メジャー大会のひとつ「第88回日本プロゴルフ選手権大会」を同週での開催を見送ると発表した。開催の最終判断は、6月15日のPGA定例理事会後に決定される。
「第88回日本プロゴルフ選手権大会」は7月2日から5日にかけて、群馬県日光市の「日光カンツリー倶楽部」で開催が予定されていた。しかしPGAは新型コロナウイルス感染症の拡大状況を踏まえ、同週での大会開催を見送る決定をした。今回の決定についてPGAは、「今後、自粛要請について各地域によって緩和していくと予想されるが、広い地域からの選手や関係者の移動リスク、ギャラリーに対して安全確保を十分に担保するできないことが最大の理由となる」と説明。なお、同大会の開催可否判断は、6月15日のPGA定例理事会後に行うとしている。
昨年の第87回は鹿児島県の「いぶすきゴルフクラブ開聞コース」で行われ、石川遼がプレーオフの末に3年ぶりのツアー優勝、メジャー2勝目ならびにツアー通算15勝目を挙げた。
またPGAは、PGAシニアツアー競技「すまいーだカップシニアゴルフトーナメント」(栃木県宇都宮市イーストウッドカントリークラブ・6/4~6/6)の開催中止も、同時に発表している。
2020年の国内男子プロツアーは新型コロナウイルス感染拡大の影響により、6月まで全トーナメントの中止が既に決定している。メジャー大会初戦の「日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ」(6/4~6/7)も中止となった。