男子テニスで元世界ランキング8位、セルビアのヤンコ・ティプサレビッチが、今シーズン限りで引退することを自身のSNSを通して表明した。
ティプサレビッチは自身の『Instagram』アカウント上で「16年のプロキャリアは素晴らしいものだった。人生においてこれからどう幸せに生きていくか考えた結果、プロテニスから引退することを決めたんだ。今季はまだ試合が残っているし、現時点で感情的に語るつもりはないけどね」との声明を明らかにしている。
1984年生まれ、現在34歳のティプサレビッチはセルビアのベオグラード育ちで、2002年シーズンからツアーに参加。グランドスラム大会では2011年、2012年に全米オープンで記録したベスト8が最高位だが、ATPランキングでは2012年4月に自己最高となる8位に付けたことも。
また、21世紀に入ってからノバク・ジョコビッチとともにセルビアのテニス界をけん引してきた1人であり、オリンピックでは2008年の北京大会、2012年のロンドン大会と、2大会連続でセルビア代表選手としてオリンピックに出場している。