プロ野球12球団は5月25日、オンラインによる12球団代表者会議を開催した。新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく緊急事態宣言が全都道府県で解除されたことを受け、当初3月20日に予定していたセ・パ両リーグの開幕日が、6月19日に決定したと発表。当面の間は無観客で行う。
まずは6月2日から14日まで練習試合を4カード行い、開幕までの準備期間とする。また公式戦120試合の日程と合わせ、セ・パ両リーグのスケジュールを近日中に発表するとした。公式戦は当初、各チーム143試合を予定していたが、4月17日に交流戦の中止を発表。5月11日にはオールスターゲームの中止が発表されている。
日本野球機構(NPB)の斉藤惇コミッショナーは、次のようにコメントしている。
「当初予定した3月20日から数度の日程変更を余儀なくされ、選手や関係者、そしてファンの皆さまにもご迷惑、ご心配をお掛けしました。プロ野球開催は外出自粛などによる閉塞感に苦しんだ国民の皆さま方を勇気付け、またプロ野球以外のスポーツにも開催の指針を示すことができればいいのではないかと思っております」
「開幕を決断できたことは大変喜ばしいことですが、むしろこれから入念な準備を怠りなく進め、選手や関係者、そのご家族を守りながら慎重に運営していくことが何より重要なことだと考えております。われわれは詳細なガイドラインを作成いたしました。全球団にごも確認をいただきましたガイドラインに沿って、安全に試合を実施して参ります」