シアトル・マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクターのイチロー氏が11月29日、国学院久我山高で指導を行った。福岡ソフトバンクホークスのデニス・サファテが30日、今シーズン限りでの現役引退を発表した。
29日、北米メジャーリーグのシアトル・マリナーズなどで活躍し、現在はマリナーズの会長付特別補佐兼インストラクターを務めるイチロー氏が、東京の国学院久我山高を訪れた。フリー打撃や走塁など、およそ3時間、自らのプレーを手本に、選手たちとともに汗を流した。
イチロー氏は2019年の現役引退後、2020年2月に学生野球資格回復研修を受け、昨年オフには智辯和歌山高で指導を行った。今回訪れた国学院久我山高は、秋季東京大会を優勝し、来春選抜への出場がほぼ確実となっている。
2011年に来日したサファテは、広島東洋カープで2年間、埼玉西武ライオンズで1年間プレーしたのち、2014年にソフトバンクに入団。守護神として活躍し、2017年には日本新記録となる54セーブを挙げ、日本一に大きく貢献した。故障のため2018年は6試合登板にとどまると、2019年以降は1軍登板がなかった。通算では427試合で27勝20敗、234セーブ、48ホールド、防御率1.57を記録した。