日本野球機構(NPB)は4月22日、2019年シーズンに戦力外となった選手、現役引退した選手合わせて127名の進路調査結果を発表した。NPB関係(NPB選手・監督・コーチ・スタッフ等)に進んだのは60.6%の77人となり、過去5年で最も多い割合となった。
今回の調査は、外国人選手、同一球団内で育成選手契約を締結した選手を除き、2019年シーズンに戦力外となった選手、現役引退した選手127人を対象に行われた。平均年齢は28.2歳で、平均在籍年数8.2年だった。
調査結果では、60.6%にあたる77人がNPB関係の進路となっており、過去5年で最高の割合だった。NPB関係の内訳では、球団職員・チームスタッフが最も多く34人となっている。NPB以外の野球関係は21人(16.5%)となり、野球関係の進路は全体の77.2%だった。一方、野球関係以外は15.7%にあたる20人となっている。
以下は調査結果の詳細。
2019年戦力外/現役引退選手の進路調査結果
- 対象人数:127人
- 平均年齢:28.2歳
- 平均在籍年数:8.2年
■進路内訳
- NPB関係(NPB選手・監督・コーチ・スタッフ等):77人(60.6%)
- その他野球関係(NPB以外の選手、監督、コーチ・スタッフ、解説等):21人(16.5%)
- 野球関係以外(一般企業・起業独立・公務員・進学等):20人(15.7%)
- 未定(進路未定・不明):9人(7.1%)
■各進路の詳細
<NPB関係>
- 選手契約:9人(7.1%)
- 育成選手契約:19人(15.0%)
- 監督・コーチ契約:15人(11.8%)
- 球団職員・チームスタッフ:34人(26.8%)
<その他野球関係>
- 独立リーグ:12人(9.4%)
- 社会人野球:5人(3.9%)
- 学生野球指導者:0人(0.0%)
- 海外チーム:2人(1.6%)
- 野球解説者・評論家:2人(1.6%)
<野球関係以外>
- 一般企業などに就職:16人(12.6%)
- 自営(家族経営を含む)・起業:1人(0.8%)
- 進学:3人(2.4%)
- 他種目競技に転向:0人(0.0%)
<未定>
- 未定・不明:9人(7.1%)
NPB公式ホームページでは、球団別の結果や過去の推移も公表されている。