【バドミントン】フランスOP 最終日|東京五輪メダル候補の有力選手たちが各種目で優勝

1 執筆者 鈴木花
フランスオープンを制した韓国の”新星”アン・セヨン(写真は2018年トーマス&ウーバーカップ)

現地時間の10月27日、フランスのパリで行われているバドミントンのフランスオープンは、最終日を迎えた。6日目となるこの日は、各種目で決勝が行われた。各種目で世界トップレベルの実力者同士の戦いが行われた。

男子シングルスでは、中国のチェン・ロンが優勝した。世界ランク4位で、ロンドン五輪で銅メダル、リオ五輪では金メダルと、2大会連続でメダルを獲得しているベテランは、来年のTokyo2020(以下、東京五輪)でも桃田賢斗ら日本勢の強力なライバルとなる。

女子シングルスでは、韓国の若干17歳アン・セヨンが大会を制した。決勝ではリオ五輪金メダリストのスペインのカロリーナ・マリンと対戦し、2-1の逆転勝ち。準決勝では、山口茜を倒しており、世界ランク16位ながら、来年の4月末までに韓国の出場枠を獲得するまでに成長する可能性は大きい。

男子ダブルスでは、世界ランク1位のマーカス・フェルナルディ・ギデオンを擁するインドネシアのペアが優勝した。決勝では、準決勝で遠藤大由・渡辺勇大(日本ユニシス)ペアを倒したインドのペアと対戦。2-0のストレート勝ちを収め、東京五輪の金メダル候補としての力を見せた。

女子ダブルスでは、準決勝で“ナガマツ”、“フクヒロ”ペアをそれぞれ破った韓国勢同士の対決。世界ランク5位のイ・ソヒを擁し、準決勝では福島由紀・廣田彩花の“フクヒロ”ペアを破ったコンビが優勝した。準優勝のキム・ソヨンを擁するコンビとともに、韓国勢は来年の東京五輪でも日本勢の前に大きな壁として立ちふさがることになりそうだ。

混合ダブルスでは、プラビーン・ジョーダン擁するインドネシアの強豪コンビが優勝した。準決勝で渡辺勇大・東野有紗ペアを破った世界ランク1位のジャン・シーウェイ擁する中国ペアと対戦し、1-2の逆転勝ちで金メダルを獲得した。いずれも、来年の東京五輪では上位進出が見込まれる。

東京五輪出場の条件はこちら:【東京オリンピック出場枠争い】バドミントン:出場権は世界ランクによって決定...女子ダブルスは日本勢が上位を独占

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