新型コロナウイルスの感染者が、プロテニス界からも確認されている。
現地時間25日、ブラジル人プレーヤーであるチアゴ・ザイボチ・ヴィウチが新型コロナウイルスで陽性と診断され、隔離状態にあったことを明かした。
ザイボチ・ヴィウチは自身のSNSを通じて「やあ、実は僕がここしばらく、新型コロナウイルスにより隔離状態にあったことを報告するよ。深刻な状況ではなく、今は医師の指示に従い自宅で休んでいる」とメッセージを発した。
「みんな、今は家にいるようにしよう。愛する人のため、この病気の感染を広めないようにしてほしい」
2000年生まれ、現在20歳のザイボチ・ヴィウチは2018年からATPツアーに参戦し、2020年は2~3月に行われたATP250シリーズ「チリ・オープン」でツアー初優勝を果たした。ATPランキングでも113位に急浮上(現在は114位)し、注目を集めていた。
その後、オーストラリアのアデレードでデビスカップ予選、オーストラリアvsブラジルでザイボチ・ヴィウチは出場していたが、ブラジルは敵地でオーストラリアに敗れている。この後、同選手は新型コロナウイルス感染が判明し、隔離状態にあったようだ。
なお、これまでプロテニスプレーヤーで感染が確認された選手はおらず、ザイボチ・ヴィウチが陽性と診断された初のケースとなる。