男子プロテニス協会(ATP)が2021年の全豪オープンについて、2021年2月8日開幕に延期することを公表した。
例年、シーズン最初のグランドスラム(四大大会)となる全豪オープン。2021年大会は当初、2021年1月18日~1月31日にかけて行われる予定となっていた。新たに設定された日程では3週間開催が延期となり、2月8日~2月21日となっている。
また、全豪オープン前哨戦のATP250シリーズのデルレイビーチOP(1月5日~13日)やアンタルヤOP(1月5日~13日)、メルボルンOP1&2(1月31日~2月6日)のほか、カタール・ドーハで開催予定の全豪オープン予選(1月10日~13日)も開催が後ろ倒しされることとなった。
2020年度は24カ国参加、10日間で開催された国別対抗戦のATPカップ(2月1日~5日)についても、2021年大会は12カ国による5日間の規模に縮小されたことも公表されている。
ATP会長のアンドレア・ガウデンジ氏はこのスケジュールについて「2021シーズン序盤、再構成されたカレンダーは、困難な状況下に伴い、調整に至った」と明らかにしている。
「我々が取り組む課題は、あくまで健康と安全が最優先事項だ。2021年シーズンを開始するため、解決に向けて尽力してくれた関係者全員に感謝したいと思います」
全豪オープン後、3月末までの大会スケジュールは今後別途発表の予定となっているが、4月から始まるクレーコートシーズンについても現時点で発表がない。