【テニス】フェデラーが2021年の全豪回避を示唆「まだ100%に戻っていない…出場は厳しいだろう」

1 執筆者 オリンピックチャンネル編集部
Roger Federer’s only Olympic gold came at the 2008 Beijing Games with doubles partner Stan Wawrinka.

男子プロテニスの元世界1位ロジャー・フェデラー(スイス)が、2021年1月に行われるグランドスラム(四大大会)、全豪オープンの回避を示唆している。

2020年1月に行われた全豪オープン準決勝でノバク・ジョコビッチ(セルビア)に敗れ、ベスト4止まり。翌2月に膝の手術を敢行したフェデラーはその後戦列を離れ、治療に専念していた。

フェデラーはスイス『SRF』に対して「まだ100%に戻っていない。全豪オープンは厳しいだろう」と語った。

「10月までには100%になると期待していた。だが実際は回復が順調ではないんだ。全豪に出ることは厳しいだろう。ただ今は無理をする時期ではないと思っている。引き続き調整を続けることにするよ」

「2021年は皆さんの前でプレーしたいと思っている。それを実現せずにエンドポイントを迎えることは私にとっては信じられないことだからね。年が明けて状態が良くなることを願っている。今後も状況を見ていくよ」

先日、フェデラーは2021年夏に延期された東京オリンピックでの、男子シングルス金メダル獲得が目標だと公言していた。膝の手術は2020年夏の五輪に向けて行われたものだが、五輪は1年後ろ倒しに。フェデラーは引き続き2021年の五輪に照準を定めながらも、回復状況は現時点で懸念材料となっているようだ。

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