【テニス】キリオス、16週間の出場停止…過去12カ月間の問題行動を理由に厳罰処分

コート内外で何かとお騒がせなキリオスに厳罰処分

男子プロテニス協会(ATP)は、ニック・キリオス(オーストラリア)に対して、16週間の出場停止処分を科したことを発表した。その上で6カ月間にわたり保護観察期間を設けることも明らかになっている。

キリオスは8月に行われたウェスタン&サザンオープン、男子シングルス2回戦で騒動を起こしており、カレン・ハチャノフとのこの一戦では2セット目終了後、キリオスは突如トイレットブレークを取ると宣言。主審の了承を得ずに休憩に入ろうとしたが、主審が応じなかったことに不満を示し、ラケット2本をコート外に一旦持ち出してそのラケットを故意に破壊。その後も主審への暴言を吐くなど、不遜な態度を見せ問題に。

この件について後日、ATPは11万3000ドル(約1200万円)の罰金処分を科していた。

だが今回の16週間にわたる出場停止処分については、前述のウェスタン&サザンオープンだけにとどまらず、直近12カ月にわたって審判や観客への暴言など問題行動が確認されたことから、厳罰処分が科されることになったという。

キリオスは5月に行われたイタリア国際OPでも逆上し、椅子をコート内に投げ入れたことで失格となっていた。

プロテニスプレーヤーとして規範に反する行動が散見され、コート内外で何かと騒動を起こしてきたキリオス。5日以内に異議申し立てをすることができるが、この決定を受け入れるのか、それとも不服とするのか、注目が集まる。

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